営業職は未経験からの転職でもっとも人気が高い職種です。
キャバクラなどのナイトワークは、さまざまなお客様を接客するためトーク力など接客スキルが高い人が多いです。そのため、夜卒して営業職に転職するという方も少なくありません。
営業の仕事内容とは、自社の製品やサービスを販売して売上を作ることであり、すべての企業にとって欠かせない存在です。未経験でも歓迎されることの多く、求人も数多く出ています。
今回は、営業職の種類や詳しいお仕事内容についてご紹介いたします。
営業職の主な種類と仕事内容
営業のお仕事内容は、自社の商品やサービスの魅力をより多くの顧客に伝え、自社と顧客の架け橋となることです。
一般的に営業は自社の商品を売り込む存在と思われがちですが、売れれば何でも良いという営業方法は現代では通用しません。実際には顧客の抱える課題に対して、その解決方法を一緒に考え提案することが基本スタンスとなります。
また、一言に営業職といっても、どの種類の営業かによって仕事内容が異なるのです。
さまざまな営業の種類の中から、今回は5つの種類について解説いたします。
■法人営業
法人営業とは、企業などの法人に対して営業活動を行うことです。
企業との取引となるため、取り扱う製品やサービスの規模が大きくなったり、契約金額などが高額になったりすることは珍しくありません。
企業の抱える問題や課題は規模が大きいことも珍しくないため、理論的かつ合理的なアプローチが営業時の肝となるでしょう。根拠のあるアプローチを行うためには、リサーチ力やプレゼンスキルが問われます。マーケティングやデータ収集を丁寧に行い、企業にあった営業活動で問題解決へのサポートをしていきます。
■個人営業
個人営業は、その名のとおり対個人に営業を行うこと。
営業する相手が直接購入する相手となります。そのため担当者と決済者が異なるケースの多い対企業よりも、顧客と近い距離でスムーズに営業活動を行えます。うまく行けば、営業に行ったその日に契約が成立するケースもあります。
業務の進め方は取り扱う製品やサービスによって異なり、法人営業と同じく電話でのアポイント取りや飛び込み営業で訪問するケースもあります。また、購買意欲をもって店舗に来店された顧客に対し営業活動を行う場合もあります。
■新規開拓営業
新規開拓営業とは、まったく取引を行ったことがない企業や顧客への営業活動を行うこと。
取引の前例がないため、まずはアポイントを取るところから業務はスタートします。このアポイント取りが、新規営業の第一の難関となるでしょう。
新規営業の多くは、リサーチをした企業へ電話でアポイントを取ったり、直接訪問(飛び込み営業)したりしながら、新規の顧客を開拓していきます。
事前に入念なリサーチとアプローチに対する会議などを行い決定する場合と、特に決まりを作らずに決められたエリア内でローラー作戦のように電話や訪問を行うなど、営業方法はさまざまです。
■ルート営業(既存営業)
ルート営業とは、すでに取引実績のある顧客へ営業を行うことです。
消耗品など繰り返し発注されるような製品や、季節で変動するもの、定期的に交換する必要がある製品などを主に取り扱うケースが多いでしょう。
すでに顧客との関係性が確立していることから、新規営業よりも楽なイメージがあるかもしれません。しかし、すでに関係性が成立しているからこそ、関係性を維持するための努力も必要です。常に顧客の状態を把握し、何かあれば素早くフォローできる体制を作っておかなくてはなりません。
■内勤営業
内勤営業とは、社外に出ることはなく社内で営業を行うこと。
不動産業や銀行・証券会社などの金融業などがイメージしやすいのではないでしょうか。ブライダル業界や旅行業界なども同じく、社内に居ながら自社の製品やサービスを来店した顧客に売り込むため、内勤営業と呼ばれています。
来店する顧客をカウンター越しに営業活動することから、「カウンターセールス」と呼ばることもあるようです。また、電話で営業を行うテレアポも有名どころです。
さいごに
いかがでしたか?
今回は、営業職の主な種類と仕事内容について詳しく解説いたしました。
営業職と言ってもいくつかの種類に分けられており、それぞれに営業スタイルが異なります。根本的なゴールは「会社に利益をもたらすために営業活動を行うこと」に変わりはなく、顧客へのアプローチの仕方や考え方などが異なります。
また、営業職の種類によって求められるスキルなども異なります。しかしどの営業分野でも、顧客の話をしっかり聞き、適切な製品やサービスが提供できるよう務めれば、基本的には問題ありません。
未経験者でも経験者でも、経験を積みながら成長できるのが営業職です。これから夜卒をお考えの方や少しでも興味を持った方は、ぜひ参考のうえ転職・就職への選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?
営業職に求められる能力やスキルについて、別途コラムにてご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。