世界でも日本は非常に物販の店舗数が多い国です。コンビニやカフェ、ドラッグストア、本屋など、数多くのお店が販売職の社員によって運営されています。
販売職の職種や詳しいお仕事内容については、別途コラム『販売職に転職するには?種類やお仕事内容について』にてご紹介しています。こちらも参考にしてみてください。
昼職への転職にあたり、販売職に興味を持つ方は多いです。では、販売職になるには、どんなスキルが向いているのか?どんな人が向いているのか?と悩む方も少なくありません。
今回は、販売職に必要なスキルと向いている人の特徴についてご紹介いたします。
販売職に必要な資格やスキルって?
販売職は基本的に消費者に対して商品を販売します。そのため、下記のようなスキルや知識があると有利でしょう。
- 接客経験
- コミュニケーション能力
- 取扱商材に関する知識
顧客と直接コミュニケーションを取る機会が多くなるため、接客経験のある人は接客用語やコミュニケーションスキルを活かすことができます。また、取り扱う商材によってはそれに関する専門的な知識が必要になり、予め商材に関する知識を得ている場合には実際の業務に活かせるでしょう。
ただ、求められる接客方法は取り扱う商材や販売形式によって異なるため、商材の特徴を踏まえた上で、自身の接客スタイルを確立していくことが必要になります。取り扱う商材に関する情報を事前にしっかりとリサーチし、自身の希望に合う会社かどうかを見極めましょう。
また、特定の資格が無ければ販売職になれない、ということはありません。
しかし、取り扱う商材に応じた資格を取得し、販売スキルとして活用することはできます。たとえばファッション販売能力検定や、ファッションビジネス能力検定、カラーコーディネーター等の資格を保持していると、アパレル系の販売スキルとして活用できます。
また、小売業に関する幅広い知識を得られる販売士や、高度な接客力を身に着けられるホスピタリティ検定等を通じて、自身のスキルアップを目的として資格を取得することも有益です。
販売職に向いている人の特徴
販売職に向いている人とは、どのような人を指すのでしょうか?
一見華やかな人が多い印象を受ける業界ですが、実のところ販売職に向いているかどうかは、華やかさではありません。
- コミュニケーション能力が高い
- 顧客の要望に応える提案力がある
- マルチタスクが行える
- 要領が良い
- ディスプレイ能力がある
このような人は販売職に向いていると言えるでしょう。
販売職は、買ってもらえればそれで終わりというものではなく、その後も関係が続くことがほとんどです。商品の売買を通して、その都度未知の人と新しい関係が構築されるのです。
気さくに話してもらえ、困り事などの話を聞いてもらえるような販売員に、顧客は心惹かれます。つまり、その後も付き合っていきたいと思わせることが重要になるのです。そのため、コミュニケーション能力は販売職にとって無くてはならないものでしょう。
販売職を長く続ける秘訣は、取り扱う商材に好きなものを選ぶことです。
たとえば、自分自身が愛用しているブランドや気に入っている雑貨等を商材に選ぶと、好きという気持ちが販売する上でのモチベーションになります。そういった環境で働きたい方は、販売職に向いているといえるでしょう。
また、人と接することが好きな人や、経営・運営視点を持って働きたいと思っている人などは、業務の性質と働くやりがいがマッチします。
さいごに
いかがでしたか?
今回は、販売職に必要なスキルと向いている人の特徴について詳しくご紹介しました。
販売職は専門知識や特殊技能が必要になる場合が少なく、求人の数も多いため未経験からでも目指しやすい職種です。
採用試験では、志望する企業が属する業界や製品に関する知識、ブランドコンセプト等を理解し、志望動機として言語化することが求められます。また、志望する企業が取り扱う商品に対する愛着をアピールすることも効果的に作用する場合が多いです。
他にも、採用試験で店舗に足を運んだ際の感想を求められることもあります。職場の雰囲気や経営理念等、企業の特色を感じ取れる良い機会にもなるため、事前に実際の店舗を見ておくと良いでしょう。