面接対策!企業からよく聞かれる質問と回答例 ~自己紹介~

女性、2人、1対1の面接

新卒だろうと転職だろうと、面接で必ずと言っていいほど聞かれる質問があります。それは『自己紹介』です。企業はあなたのことを知りたくて面接しているので、あなたを知るための質問が1つは出題されるでしょう。

でも「自己紹介って何を話せば良いのか・・・」と悩む方も多いのではないでしょうか?実際、「はい、今ここで自己紹介してください」と言われて即答できる人はほとんどいないと思います。

そこで今回は、面接でよく聞かれる自己紹介に関する質問と回答例についてご紹介いたします。

自己紹介と自己PRの違いとは

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面接の際に「自己紹介をしてください」と言われるケースと、「自己PRをしてください」と言われるケースがあります。よく似た言葉ではありますが、どちらを言われるかで企業の「聞きたい」と思っていることは異なります。もちろん回答内容も違ってくるので注意しましょう。

■自己紹介とは

自己紹介とは、あなた自身の所属や人柄などを簡単に伝えるためのものです。氏名や現職について(会社・部署・職種など)、趣味、特技などを完結にまとめたものが自己紹介となります。面接官から「簡単に自己紹介をしてください」と言われたときは、これらの要素を30秒~1分ほどで簡潔に伝えるようにしましょう。

企業によっては「3分で話してください」と言われる場合もありますので、短いバージョンと長いバージョンを考えておくのも良いでしょう。

■自己PRとは

自己PRとは、あなたの強みや長所について伝え、企業に「採用したい」と思ってもらうためのものです。具体的には、資質(性格)やスキルなどをアピールします。これまでの経験を交えて、どんな時にどのようにあなたの強みや長所が発揮されたのかを伝え、自分の魅力をアピールしましょう。

自己紹介など面接でよく聞かれる質問と回答例

面接、How To

自己紹介は面接の序盤でよく聞かれる質問です。ただでさえ面接は緊張します。事前に準備をしてスムーズに答えられるようにしておきたいですね。

①自己紹介をしてください

自己紹介は第一印象です。面接官は内容の濃さよりも、表情や話し方に注目している場合が多いです。明るい笑顔や強弱をつけた話し方を意識するだけでも、相手はあなたの話を「もっと聞いてみたい」と思うはず。目線の配り方など細かな点まで注意してみてください。

<回答例>
◯◯◯◯と申します。本日はよろしくお願いいたします。
私は5年間、社交飲食業で接客に従事してまいりました。売上の上昇に伴い、2年前からはお客様の満足度の向上にも注力してきました。その結果、店舗のお客様定着率が平均70%であるのに対し、個人では90%という成果をあげました。今回は営業職という異業種へのチャレンジですが、この経験を活かして、御社では顧客満足度の高い営業パーソンとなって売上に貢献していきたいと考えております。

②今までの職務経歴を教えてください

採用担当者は、応募者がこれまでどんな業務に携わってきて、どのように自社でスキルを生かせるのかを見極めています。身につけたスキルを簡潔に述べ、その中でも自分の強みとなるような経験を具体的な数字などを交えて伝えましょう。その際、応募企業で生かせるスキルでなければアピールとしては弱いので、自分のスキルと企業で求められる人材としての共通部分を事前に見つけておくことが大切です。

<回答例>
1年目では100人いるキャストの中でトップ新人賞を受賞し、2年目では売上目標の125%達成をすることができました。
私の強みは「聴く力」と「気づく力」だと思っております。お客様一人ひとりが、どのように過ごしたいのか、どのような接客を求めているのかを考え、ヒアリングを重ねながら回答内容だけではなく表情や仕草に注目することで真のニーズをつかむことを心掛けてきました。
今後は、より人対人として向き合う必要のある個人向け営業で、強みを生かしていきたいと考えております。

③前職を退職した理由は何ですか?

採用担当者は、退職理由から自社における組織適応力、ストレス耐性、キャリアプランをチェックしています。
例えば「人間関係がうまくいかず辞めた」という回答から、自社でも同様の問題が起きる可能性を懸念します。ネガティブな理由で辞めた場合でも、そのことをきっかけに現在はポジティブに将来を考え転職活動を行っているといった回答をしましょう。
採用担当者は、「〜が嫌だから辞めた」という退職理由ではなく、「〜を実現したいから辞めた」という退職理由を評価します。業績不振などの不本意な退職であっても、だからこそ働くことを真剣に考えて、今の応募企業と巡り合えたといったポジティブな回答を考えましょう。

<回答例>
前職では、社交飲食業で接客職として働いておりました。お客様への直接的な接客業務を担うことで、お客様満足を肌身で感じられることに喜びと自信を得ることができました。
よりお客様の身近な存在として問題を解決したりお客様の満足度を向上していきたい、また学生のころから興味のあったIT業界で、より専門性を高めた業務にチャレンジしていきたいという思いが強くなったことが、転職を考えるきっかけとなりました。
今後は、ITという専門的な知識を身に付けながら、お客さまのサポートを行い、マネジメントも早くから担当するというコールセンターの業務で今までの経験を生かしていきたいと考えております。

④当社を志望した理由は何ですか?

この質問から、あなたの職務上の強み・キャリアプラン・自社の理解度・自社への思いをチェックしています。前職の職務経験を生かして、その企業だからこそ貢献したいという志望動機を考えましょう。
応募企業の特徴を把握していなければ、明確な志望理由を話すことはできません。「私の前職における〜といった経験を生かして、〜である御社で、〜として貢献していきたいと考え志望しました」といった流れの回答を心掛けてください。

<回答例>
前職での経験を生かし、国内外にグループ会社を展開しておられる御社でグループ会計業務に携わりながら、今後視野に入れていらっしゃる株式公開に伴う決算業務にも将来的に貢献できればと思い志望させていただきました。
私は複数の社交飲食業で約3年個人事業主としての経験を積み、売上計上や確定申告などを自身で行ってまいりました。店舗によって支払方法や支払日が異なるため数字の管理が大変でしたが、それによって「前倒しで動く癖」をつけることができたと考えております。
現在は、更なるスキルアップのため日商簿記1級取得の勉強もしております。御社で、経理・財務のスペシャリストとして成長していきたいです。

さいごに

笑顔でガッツポーズをするスーツを着たショートカットの女性

いかがでしたか?
今回は、面接でよく聞かれる自己紹介に関する質問と回答例をご紹介しました。

特定の職種での回答内容のため、あまり参考にならない・・・という方も居たかもしれませんね。しかし、各質問内容で見るべきチェックポイントはどんな職種でも同じです。採用担当者がどういった意図でその質問をしているか?を知ることで、どんな回答を用意しておくべきなのかが分かります。

しかし、一人で準備するのは大変ですよね?
リスタートジョブでは、経験豊富なエージェントがあなたをしっかりサポートいたします。履歴書や職務経歴書の書き方だけでなく、面接対策についてもお気軽にご相談ください。

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