キャバクラやクラブなどの夜職も接客業のひとつ。そのためか、夜卒して昼職へ転職を考える際、今まで続けてきた接客業を視野に入れる人は多いです。

しかし、そもそも接客業と一括りにしていますが、一体どんなお仕事があるのでしょうか？

接客業に興味はあるものの、「どの職種を選べば良いのだろう？」「自分に向いてるか分からない･･･」と悩む方も少なくありません。

今回は、接客業について種類や仕事内容を詳しくご紹介いたします。ぜひ転職活動の参考にしてみてくださいね。

接客業とは

接客業とは、お店や施設のお客様をもてなしたり、サービスや商品を提供したりするお仕事のことです。たとえば、飲食店のホールスタッフやアパレルショップの販売員、ホテルのフロント、美容師、エステティシャンなどさまざまな職種があり、活躍の場が非常に幅広いです。

接客業で大切なことは、お客様に心地良く過ごしてもらうことです。いずれの職場で働く場合も、コミュニケーション能力や相手に応じた柔軟な対応が求められることになります。

■接客業とサービス業の違い

接客業はサービス業の一種です。
つまり、接客業はサービス業というカテゴリーに含まれている、という考え方が正しくなります。たとえば接客の仕事をしている人が「私の仕事はサービス業です」と言っていても、それは間違いではありません。

ただしサービス業の場合、その業種の範囲は広くなります。たとえば医療や福祉、運送、教育、情報通信系なども、サービス業に含まれています。

接客業は、サービス業の中でも「接客を伴う仕事」であることが特徴です。直接お客様に対応する仕事ではなくても、何らかのサービスを提供する仕事全般を「サービス業」と呼ぶ、と把握しておくと良いでしょう。

接客業の種類と仕事内容

具体的にどのような仕事があるのか、それぞれの仕事内容と合わせて幾つか見ていきましょう。

①飲食店のホールスタッフ

レストランや居酒屋、カフェなどで、お客さんのご案内やオーダーを取る、料理やドリンクを運ぶ、準備や片付け、予約受付などを担当する仕事です。ほかのホールスタッフやキッチンスタッフと連携を取りながら行います。

②アパレルや雑貨のショップスタッフ

ファッションや雑貨などの路面店・百貨店・商業施設内の店舗で、品出しやディスプレイ、お客さんへの対応、レジ、在庫や備品管理・発注などを担当する業務です。リーズナブルなアイテムから高級店まで、店舗によってお客様層や必要なふるまいなども変わってきます。

③携帯ショップのスタッフ

携帯の新規機種やプランの紹介、サービス内容の説明や加入手続き、サービスの変更・退会手続きなどを担当する仕事です。携帯電話の使い方などを教えたり、初期設定や不明な箇所の手続きやアシストをしたりもします。

④コンビニやスーパーのレジスタッフ

レジや品出し、問い合わせ対応、在庫の管理・発注、店舗内の清掃、売り場変更やセールの準備などを担当します。コンビニの場合、宅急便の手続きや光熱費の支払い対応など、業務はより多岐にわたります。ほとんどのチェーンでは、しっかりとしたマニュアルが用意されています。

⑤レジャー施設のスタッフ

遊園地や観光施設などで受付やチケットの販売、アトラクション・ショーの運営、対応などを行う仕事です。施設内の飲食店やおみやげ売り場で働く仕事もあります。接客業というくくりの場合、いわゆる裏方の仕事やショーのダンサーなどは含まれません。

⑥美容部員やエステティシャンなどの美容スタッフ

ヘアメイク、脱毛、まつげエクステ、ネイル、コスメショップの美容部員など、ただ商品を売ったりするだけでなく、自分の技術を施してお客様を美しくすることが仕事です。資格が必要な仕事もあれば、未経験からできるものもあり、さまざまです。

⑦宿泊施設のフロントスタッフ

ホテルや旅館などで、来客者の予約受付や対応、案内、質問や困りごとへの対応などをする仕事です。必要に応じて周辺施設について教えたり、レストランやタクシーの手配をしたり、結婚記念日や誕生日を祝うなど、幅広い対応をする業務でもあります。

さいごに

いかがでしたか？
今回は、接客業の種類と仕事内容について詳しく解説しました。

接客業はかなり多くの種類があり、活躍の場は多数存在します。今回ご紹介した職種は一例のため、他にもまだまだ種類はありますよ。
接客業に求められるスキルについては、別途コラム『接客業に求められるスキルって？向いている人と向いていない人の違い』にてご紹介しています。

接客業は求人情報も多くありますので、「何か接客業に就きたい」という希望だけでも構いません。お気軽にご相談くださいね。