夜卒を目指す皆さん、面接対策は進んでいますか?
面接は「面接官から質問をされて、それに対して答える」という部分にばかり意識が行きがちです。しかし、場合によっては面接中に会社についての説明がされることもあるのです。必要な情報が含まれていることもありますし、忘れないようにしたいですよね。
こうした重要な説明内容を忘れないためには、メモを取るのが最善策です。でも「面接中にメモって取ってもいいの?」と疑問に思う方も多いでしょう。
今回は、面接中にメモを取っても良いのか?について、詳しく解説していきます。
面接中にメモを取ってもOK?
基本として、一般的には面接中はメモを取らず、面接官との質疑応答や会話に集中するものと考えた方が良いでしょう。メモを取りたい場合は面接が終わってから、気になった点をまとめる形でメモを取ります。
面接中にメモを取ろうとするとどうしても間ができてしまい、書き終わるまで面接官を待たせてしまうことになるためです。
ただし、近年ではメモを取ることに寛容な企業も増えています。また、そうした書籍も多く販売されているでしょう。メモを取ることで応募の熱意をアピールできる可能性もあるため、うまくメモを使うことができれば面接官へ好印象を残すことができるかもしれません。
企業から「メモの持ち込みは禁止です」という申し付けがない限り、メモの持ち込みは可能です。基本的に持ち込みを禁止している企業はありませんので、バッグやスーツのポケットに入れておき、必要な時に取り出して利用すれば良いでしょう。
ただし、荷物を待機場所に置いて面接会場に行く場合は、メモとペンも置いていくのが基本です。
●メモを取って良いか確認が必要
面接中にメモを取る場合は、面接前かメモを取りたいと思ったタイミングで、「メモを取ってもよろしいでしょうか」と事前に確認することが大切です。
説明の中には、応募先企業が口頭でしか話したくない内容や、外部に漏らしてほしくない内容が含まれている場合もあります。
いきなりノートやメモ帳を取り出してメモを取り始めたり、確認せず無言でメモを取ったりすることのないように注意が必要です。
メモを取る際の注意点
①メモを取って良いか確認する
先述したとおり、いくらメモを取るのがOKであっても、何の断りもなくメモを取り始めるのは失礼です。まずはひとこと「メモを取ってもよろしいでしょうか?」と断りを入れましょう。
②何でもかんでもメモを取らない
メモを取っても良いからといって、何でもかんでもメモを取るのはNGです。
例えば「ホームページを読めば分かること」について面接官が説明しているときにメモを取るのは「この人はホームページを見ていないのかな」と思われてしまい、マイナスイメージになってしまいます。
細かい業務内容や就業規則、今後の選考の流れなど、求人票やホームページでは確認できないことに限ってメモを取るようにしましょう。
③メモ帳ばかりに目をやるのはNG
メモを取ることに必死になってしまい、話をしている面接官のことを見ないのもNGです。
顔を見て相槌を打ったりしないと、話している人間からは「この人は話しを聞いているのかな」と不安になります。適度に顔を上げ、面接官の話をしっかり聞いているということが伝わるようにしましょう。
④メモ帳やペンはシンプルなものにする
持ち込むメモ帳やペンは、派手なデザインや色が使われていないものを選びましょう。悪目立ちしないためにも、暗めの色合いで無地の表紙のメモ帳や、シンプルなボールペンなどを使用するようにしてください。
⑤スマホなどでメモを取らない
スマホにはメモ帳など便利な機能がたくさんあります。わざわざ手で書くより早いという人も多いでしょう。しかし、スマホでメモを取るのはNGです。面接中にスマホを出すことは印象が良くありません。必ず紙のメモ帳とペンを使うようにしましょう。
⑥面接官に見られても良いように書く
メモを取っているとき、面接官の目線は自然とメモを書いているページへいく可能性が高いです。
会社の評価や自分の主観など、その場で面接官に見られてはいけない内容はメモに書かないようにしましょう。
また、落書きや独り言などがすでに書かれているページを開かないことも大切です。面接でメモを取る際は、何も書かれていない新しいページに書くようにしましょう。
手で隠してコソコソとメモしたり、書いたあとにすぐ手帳を閉じたりするのも、何か見られては困るような内容をメモしているという印象になってしまいます。
さいごに
いかがでしたか?
今回は、面接中にメモを取っても良いのか?ポイントと注意点について解説しました。
面接中にメモを取る行為は基本的には控えるべきですが、うまくメモを使うことで好印象に繋がる場合もあります。メモを取る際は事前にメモを取って良いか確認したうえで、面接官の話が終わったあとに手短に書き留めるようにしましょう。
また、スマホやタブレットでメモは取らず、紙の手帳に書くことがおすすめ。使用するメモ帳は、表紙の汚れや開くページにも注意が必要です。
メモには個人的な感想や評価などは書かず、面接官が話した内容のうち重要なポイントだけを押さえて書き留めるようにします。
上手なメモの取り方やマナーを知っておくと、就職後の会議や商談などにも役立ちますよ。