唐突ですが・・・日本語って難しいな、と感じることはありませんか?
言葉選びが少し違っただけで、「え?何この人・・・」なんて意図せず聞き手に悪印象を与えてしまったりすることもあります。
それは面接においても同じです。
面接では、転職理由や志望動機、自己PRなどの話す内容だけでなく、話し方や伝え方によって面接官に与える印象が大きく変わります。
今回は、面接で採用担当者に好印象を与える話し方のポイントと注意点についてご紹介いたします。
面接官に好印象を与える話し方とは
面接では話す内容と同様に「話し方」や「伝え方」も大事です。
なぜなら、話しているときの表情やアイコンタクトの有無、言葉づかいや話すスピードなど、ノンバーバル(非言語的)な情報が面接官に与える印象を決めるケースもあるからです。
一生懸命に準備して伝えた内容でも話し方や伝え方が悪ければ、「話し方や表情が気になって耳に入ってこなかった」「自信のなさそうな印象しか残らなかった」と捉えられることもあり得るので、話し方と伝え方の基本は押さえておく必要があります。
①ですます調で丁寧に話す
先生・先輩・お客様などに敬語を使うことは当たり前ですよね?
ビジネスシーンにおいても敬語は必須です。面接もビジネスシーンの場です。就職・転職を希望する企業や面接担当者へ敬意をもって接することを求められます。丁寧な言葉づかいを心がけましょう。
②要点は簡潔に結論から述べる
面接で話す際は、まず先に結論を伝えてから次に理由を説明すると良いでしょう。
だらだらと長文で話したり、最後まで言いたいことが分からないような回答では、聞き手に負担をかけてしまう可能性があります。
面接官によっては、「論理的な思考力が足りないのでは」「会議やお客様相手でも同じように話されては困る」と判断する人もいるかもしれません。
③早口にならない
緊張すると自然と早口になってしまう方も多くいます。しかし、あまりにも早口だと面接官にせっかちで落ち着きのない印象を与えてしまいます。
アピールしたい点はキーワードをなるべく区切ってハキハキと伝えたり、抑揚をつけて話すと良いでしょう。
④会話のキャッチボールを意識する
面接は企業側とのコミュニケーションの場です。そのため、自己PRが一方通行の発信にならないように意識して話す必要があります。
言いたいことだけ一方的に話すのではなく、企業側の聞きたいことや話したいことにも耳を傾け、それに対して答える姿勢で臨みましょう。
⑤表情やアイコンタクトにも気をつける
極度に緊張したり、難しい質問をされるとつい無表情になってしまうこともあるかもしれません。
面接官の難しい質問に上手く答えようという気持ちは理解できますが、回答を考えるあまり無表情で黙ったままの状態が続いてしまうと、面接官に不機嫌な印象を与えかねないので気をつけましょう。
また、面接官が複数いるにもかかわらず、一部の面接官にしかアイコンタクトを取らないなどの行動をしてしまうと、コミュニケーション能力が足りないとも判断されかねません。意識して均等にアイコンタクトを取るようにしてみましょう。
面接で話すときの注意点
面接で話をする際、全体的に注意しなくてはいけない点は話の一貫性です。
例えば、転職理由では「専門性を高めたくて転職したい」と言い、志望動機では「御社は事業の幅が広いので、色々な業務に挑戦したい」と言ってしまうと、一貫性が無くなってしまい思考が整理されていない印象を与えてしまいます。
もし話の一貫性に自信がない場合は、まずは面接前に伝えたい要素をすべて書き出し、声に出して話してみることで矛盾したところがないかをセルフチェックしてみましょう。
また、話す際の目線や姿勢など、自分では意識しにくいクセについては、事前に自分が話す様子を撮影した動画をチェックしたり、キャリアアドバイザーや友人、家族など第三者と模擬面接を行うなどして、フィードバックをもらうのも良いですよ。
自分のクセを注意してチェックすることで、面接ではどんな話し方をすれば好印象なのかを理解できたり、改善すべき点などが見えてくるでしょう。
さいごに
いかがでしたか?
今回は、面接で採用担当者に好印象を与える話し方のポイントと注意点についてご紹介しました。
面接は、人と人とのコミュニケーションの場です。単に文章を書いて用意するだけでは、上手く話が繋がらなかったり、だらだらと話し続けてしまうことも少なくありません。
誰でも面接は緊張するものですが、事前に声に出して自己紹介や志望動機、自己PR等の練習をすることで、客観的な視点を持てたり改善点が分かるようになります。
自信を持って面接に臨めるように、ぜひ参考にしてくださいね。