『マーケティング』という言葉、テレビや雑誌などどこかしらで見聞きしたことはありませんか?でも詳しくは知らない、という人も多いでしょう。
昼職にはマーケティングという職種があり、転職市場でマーケティング職を希望している人やマーケティング業界への就職を考えている人も少なくありません。
そこで今回は、マーケティングのお仕事内容や種類について詳しく解説していきます。夜卒をして昼職へ転職をお考えの方は、ぜひ参考にしてくださいね。
マーケティングの仕事内容とは
マーケティングとは、世の中が求めているものを探り、ニーズを満たす商品やサービスを効率的に提供するための活動の総称です。
新しい商品やサービスを企画したり、企画するための市場調査、販売に向けて営業戦略やプロモーション手法を検討したりするなど活動内容は多岐にわたります。
では、企業でマーケティング部門に所属している人は、具体的にどのようなお仕事をしているのか見てみましょう。
●調査・分析
マーケティングの仕事の中でも特に重要なのが、調査・分析です。
郵送・電話・インターネット・現地訪問などで市場の動向を把握したり、アンケートを行ったりしてデータを集めることが調査です。調査によって集まった情報や競合他社の動きなどをもとに、市場のニーズやトレンドを分析し、「売れる商品・サービス」「売るための戦略」の土台を作ります。
●企画
マーケティングの仕事には企画も含まれます。
マーケティングが行う企画とは、調査・分析によって割り出された市場のニーズ・トレンド・戦略をもとにコンセプトを決め、どのような商品・サービスなら売れるのかを考えるものです。
また、ターゲット層・販売エリア・キャンペーンや広告などの販売方法を検討して売上予測を立て、販売戦略を企画して営業部門と共有することもあります。
●宣伝
マーケティングが作る販売戦略には、宣伝的な業務も含まれます。
ターゲット層に対して、商品・サービスを売るためには、たとえばどんなタレントを起用してどのように広告するのが効果的なのか、広告戦略を練ります。
そのうえで、実際の広告デザインを検討し、どの媒体を使って広告するのかを決めていきます。会社によっては、具体的な広告デザインは宣伝部門が担当する場合もあります。
マーケティング職の種類
■顧客管理(CMR)
顧客管理とは、顧客データを分析して、顧客とのコンタクトの方法・頻度・内容などを設定・管理する仕事です。
以前は、企業が予測した情報をもとに顧客管理(CRM・Customer Relationship Management)を行っていましたが、最近では顧客が自ら発する情報を収集し、管理する(CMR・Customer Management of Relationships)が主流となっています。
■デジタルマーケティング
デジタルマーケティングとは、インターネットショッピングの買い物履歴やWebサイトの閲覧履歴など、ターゲット層がインターネット上に残した情報を集め、ユーザーの嗜好や傾向を分析することが主な仕事です。
分析されたデータに基づき、自社の商品・サービスの広告展開やWebサイトの企画や実施、他部署との連携によって商品の開発・改良などを行うこともあります。
■コンテンツマーケティング
コンテンツマーケティングとは、ブログやWebサイトを利用して商品・サービスの認知度をあげたり、顧客を獲得して購買に繋げていく仕事です。
■SNSマーケティング
SNSマーケティングは、TwitterやInstagramなどのSNS(ソーシャルネットワークサービス)を活用して商品やサービスの販売促進を行う仕事です。
SNSマーケティングはコンテンツマーケティングが担当するケースも多いです。
さいごに
いかがでしたか?
今回は、マーケティングのお仕事内容や種類について詳しくご紹介しました。
マーケティング職が行う市場調査やデータ分析、そこから導かれる販売戦略などは、商品の企画や開発だけでなく売上や利益を左右するものです。そのため、転職市場ではマーケティングの経験やスキルだけでなく、関連した業務への理解などがあればより歓迎されます。
また、SNS・スマートフォンなどの普及によって、マーケティング職の中でもWebマーケティングに力を入れる企業が増えています。未経験からマーケティング職への転職を考えているのであれば、Webマーケティング職が比較的狙い目でしょう。
なお、マーケティングの求人を一般公開することで、「新商品や新分野へ進出する動きがあるのでは?」などと同業他社に注目される可能性を懸念する企業も少なくありません。そのため、転職エージェントや求人サイトなどでは非公開のみとされることも少なくありません。
リスタートジョブでも非公開求人情報を扱っています。少しでもマーケティング職が気になる方は、お気軽にリスタートジョブのスタッフまでご相談くださいね。