市場のニーズを調査し、商品やサービスが売れる仕組みづくりをするマーケティングのお仕事はやりがいがあることから、転職市場でも人気の職種です。詳しいお仕事内容については、別途コラム『マーケティングってどんな職種?お仕事内容や種類をご紹介!』にて解説しています。こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。
しかし、マーケティング職へ転職するためにはどのようなスキルや知識が求められるのでしょうか?実際のところはよく分からない・・・という方がほとんどでしょう。
そこで今回は、マーケティング職に必要なスキルや知識と向いている人の特徴などについてご紹介いたします。
マーケティング職に必要なスキルや知識とは
■マーケティング職に求められるスキル
マーケティング職は、調査・分析・企画・宣伝が仕事になります。そのため、収集したデータを分析するスキルや商品やサービスを世間に広く認知してもらうためのプロモーション(広告・宣伝)を企画するスキル、それらの企画をプレゼンテーションするスキルが求められます。
情報収集や他部門との連携をスムーズに行うためには、コミュニケーションスキルも重要です。情報を収集し拡散するためのSNSやWebサイトなどデジタルメディアの活用スキルもあると良いでしょう。
■マーケティング職に必要な知識
<フレームワーク>
フレームワークとは、分析ツールや考え方の枠組みのことです。マーケティングにおけるデータ分析や販売戦略立案などに役立ちます。
マーケティングでよく利用されるフレームワークには「4P」「3C」「7S」があります。「4P」とは商品・価格・プロモーション・流通のことで、商品企画から販売までの全体像を考える際に使用します。
「3C」は顧客・自社・競合のことで、自社の状況を把握する際に用いられます。「7S」は「ソフト4S」といわれる、共通の価値観や理念・経営スタイル・人材・能力と、「ハード3S」といわれる、戦略・組織構造・制度のことを指します。マーケティング戦略を立てる際、これら7つの要素が補完しあい効果的に働くよう計画します。
<プロダクトライフサイクル>
「プロダクトライフサイクル(PLC)」とは、商品・サービスの販売から撤退までの周期のことです。市場に出た商品・サービスは導入期・成長期・成熟期・衰退期という成長ステージを経ていくと考えられています。
マーケティングでは、各ステージにあった戦略がとれているのかを確認したり、今後の戦略を立てるために用いられます。
<指標値やSQL>
デジタルマーケティングやコンテンツマーケティングなど、インターネット上のデータを活用したマーケティングを行う場合は、指標値についての知識も必要です。1件の成果を出すためにかかった費用(CPA・Cost Per Action)や、表示回数からクリックに繋がった割合(CTR・Click Through Rate)などの数値から顧客のWebサイト上の動きが分析できます。
また、データベースを扱う際に必要となるプログラム言語のSQLを使用できると有利でしょう。
マーケティング職に向いている人の特徴
●マーケティング職に向いている人
マーケティングは数字を扱う仕事であるため、数字に強く分析が得意な人は向いているでしょう。物事を幅広く見極める洞察力や周囲へ関心が持てる好奇心旺盛な人であれば、情報収集もスムーズにできると考えられます。
さらに、営業・企画・開発・宣伝など多くの人と関わる仕事でもあるため、さまざまな人と接するのが好きな人もマーケティングに向いていると言えるでしょう。
<マーケティング職のメリット>
商品・サービスが売れる仕組みを考えるのがマーケティングの仕事です。
自分の考えた企画や戦略を商品・サービスに反映できる、市場に出した商品・サービスが自分の予測どおりに売れてヒットする、多くの人と協力して仕事を進められるという点に面白みを感じられる人にとっては、マーケティング職に就くメリットがあると言えるでしょう。
<マーケティング職のデメリット>
マーケティング職は、良いアイディアを思いつくまで考え続ける、予測どおり市場が反応してくれるかどうかの結果が出るまでなど、プレッシャーに耐えなければならなかったりと、自分のペースで仕事を進められない苦労があります。
精神的にも体力的にもタフな人でなければ、マーケティング職に就くことはデメリットの方が大きいと考えられます。
さいごに
いかがでしたか?
今回は、マーケティング職に必要なスキルや知識と向いている人の特徴についてご紹介しました。
マーケティング職は、担当したものがヒットしたときのやりがいは大きく、転職市場において人気の職種となっています。非公開求人も多いので、興味のある方はお気軽にご相談くださいね。