夜卒をして昼職への転職を目指す方の中には、「今までナイトワークしかしてこなかった」「これといった資格も経験も無い」という方もいますよね。それだと転職先は限られるかも?できれば将来的に手に職をつけたい!でもどんな仕事が良いのか分からない・・・とお悩みの方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、未経験や無資格から手に職をつける方法と始めやすいお仕事・職種についてご紹介いたします。
手に職をつける方法
1.実際に働きながら手に職をつける
手に職をつけて働く人達の世界には「見習い」という期間があります。未経験・無資格でも始める決断をしたなら、先に入門して経験を積んでスキルアップしていく方法がおすすめです。
2.勤務時間外で専門書を読む
初動のハードルが高い分野にチャレンジする人は、転職活動の際に一定の知識を求められることもあるでしょう。時間をやりくりして学習した努力は、面接などの場面で集中力や忍耐力がある人と判断してもらうことに繋がります。
3.セミナーや講演会に参加して知識を得る
本を読むよりも効率的に必要とされていることが何かを知るためには、セミナーや講演会へ参加するという方法があります。人脈作りにも繋がり、入門先をみつけるきっかけ作りとしても活用できるので仲間捜しの意味でも時短になるためおすすめです。
4.異業種交流会など他業種の人とふれあう
自分以外の人が働いている異業種では、どんなスキル保有者がどのような役割の中で重用されているのかを知ることで視野を広げましょう。そのための場として、異業種交流会のような集いに参加することは有意義であるといえます。
5.目標に直結する専門資格を取得する
自分がなりたい職種・なりたい姿をイメージ出来ている人は、目標を実現するために必要な専門資格が何かを明確にしましょう。特に医業・士業・工業などの場合、無資格が大きな壁となり、求人への応募資格がないパターンもあります。そのような場合、しっかりとした事前調査と準備をすることで機会損失するリスクを回避することができます。
手に職をつけられる仕事
手に職をつけられる仕事には様々な職種や業界がありますが、募集の欄に「資格不要」や「未経験者歓迎」と書かれていると、比較的応募しやすいのはもちろん、採用されやすいでしょう。
全くの未経験から手に職をつけられる職業とは、WEBデザイナーやプログラマー、エンジニアなどのIT系が多く見られます。他に、製造業や専門職であっても、社内研修や講習を通じてスキルを教われるので、未経験でも問題ない場合が多いです。
①モノ作り関連
職人と聞くだけで特別な響きに聞こえますが、特定の物を作成する仕事はとても重宝されます。上質なものや特別感を醸し出しているものを手に入れたいと考える方は今でも多く、そういった人をターゲットにした仕事が有利です。
- 機械部品製造
- 家具職人
- 大工
- 水道設備や電気設備などの設備屋
- 伝統工芸の職人
<職種の例>
など
②食関連の職人
人間にとって、「食」は切り離すことができないものとなっていますので、食べ物に関わる仕事は非常に重要です。パティシエや和菓子職人、バーテンダーの資格を持っているだけで、飲食店への転職に有利です。
- パティシエ
- シェフ
- 栄養士
<職種の例>
など
③美容や健康のセラピスト
美容や健康も人間から切り離すことができないカテゴリーであり、幅広い就職先があります。身体と心に悩みを抱えている方は多く、美容師やネイリスト、心理カウンセラーなど、そういった方を対象にする仕事は需要が高いです。
- 整体師
- エステティシャン
- ネイリスト
- アロマセラピスト
<職種の例>
など
④IT・WEBの技術者
ネット社会である現代では、誰もがスマートフォンやパソコンを使い、情報を検索しています。人々が快適に過ごすために、また正しい情報を手に入れるためにも、システムエンジニアやプログラマーは必要不可欠です。
- WEBデザイナー
- システムエンジニア
- スマホアプリ開発者
- ネット広告運用者
- AI開発者
<職種の例>
など
⑤士業
日々の生活で税金や相続、その他様々なトラブルが起こった時に、相談される窓口となるのが士業です。税理士、弁護士などをはじめ、会社経営をされている方は社労士や司法書士とも関わりがあり、高い需要があります。
- 士業アシスタント
- 翻訳者
<職種の例>
など
さいごに
いかがでしたか?
今回は、手に職をつける方法と未経験・無資格からでも始めやすい職種についてご紹介しました。
手に職をつけるためにすべきことは、大きく分けて下記の5つです。
- 資格にこだわりすぎない
- 将来的な需要を見越して選ぶ
- ダブルスキルで価値を高められる
- 無資格から業務中に職をつけられる
- 後継者不足の業種を選ぶ
手に職をつけるということは、今の社会では参入者が少ない領域へ足を踏み入れるということになるので、上記5点に集中することで目的に近づいていくことができるでしょう。