企業面接では、限られた時間で自分を精一杯アピールし、面接官に好印象を抱いてもらうことが重要です。特に転職の面接では、志望者に社会人としてのビジネスマナーが備わっていることが期待されるため、身だしなみがきちんと整っていることは最低条件だといえるでしょう。
なかでも髪型はかなり印象を左右します。前髪や髪の束ね方など、すでに迷っている!という人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、面接にふさわしい好印象な髪型についてご紹介いたします。
面接官に好印象な前髪って?
男性女性を問わず意識したい前髪のポイントは、眉に髪がかからないという点です。
長めの前髪が眉にかかっていると、表情が分かりにくく、暗い印象を持たれてしまう可能性があります。セットした直後の状態だけでなく、会話をしたり頷いたりしたときも、前髪が眉にかぶってしまわないか鏡の前でチェックしてみましょう。
男性は前髪を短くカットするか、ワックスで髪を立ち上げたり横に流したりして、額が広めに出るスタイルを作りましょう。
女性の場合は、前髪をサイドに流してピンでとめて、お辞儀をしたときに前髪が落ちてこないようにスタイリングすると良いでしょう。
面接にふさわしい髪型とは<男性編>
男性の場合、基本的にはショートカットや刈り上げなど、清潔感のある髪型がおすすめです。耳に髪がかからないようにし、襟足もすっきり整えましょう。
<NGな髪型>
- 金髪など派手な髪色
- パーマ
- ツーブロック
- 長髪
職場によっては、男性社員のパーマを許容しているところもあります。しかし、面接においては、クリエイティブ系やデザイン系など一部の業界を除いて、「不真面目である」「清潔感がない」といった悪印象を与えてしまう可能性があります。
特に、強いパーマをかけている人は、髪型を変えることを検討しましょう。どうしてもパーマスタイルの髪型が良いという場合は、スタイリングする際にすっきりとした印象になるようにまとめてください。
また、ワックスなどのスタイリング剤は、清潔感やフレッシュ感を出す程度であれば使用しても問題ありません。付けすぎてテカテカしたり、清潔感のない見た目になったりしないように気をつけましょう。
面接にふさわしい髪型とは<女性編>
■髪の長さ別のポイント
女性の場合、髪の長さによって気をつけるべきポイントが異なります。
<ショートヘアの場合>
サイドの髪や前髪で顔が隠れてしまうことがあるため、表情がよく見えるようにセットします。サイドの髪は、フェイスラインにかぶせるのではなく、耳にかけたほうが明るい印象になるでしょう。
<ミディアム・ロングヘアの場合>
ミディアムやロングの場合も、サイドの髪が顔にかからないよう、すっきりとまとめます。ある程度長さがあるのであれば、後ろで1つに束ねましょう。
ポニーテールにする場合は、位置が高すぎると幼稚な印象になるため、耳の延長線の高さまでがベターです。また、ハーフアップも好印象を抱かれやすい髪型です。
<スーパーロングの場合>
長い髪は、後ろでお団子にすると清潔感が出ます。
そのままにしておくと、お辞儀をする度に髪がだらりとぶら下がったり、髪をかき上げたりしなければならなくなるため、必ず束ねるようにしましょう。
なお、サイドに2つに分けてまとめる結び方だと、カジュアルすぎる印象になってしまうため、面接では避けたほうが無難です。
■ヘアアイテムの選び方
ヘアゴムやバレッタを使う場合は、暗めの色のアイテムを選びましょう。
黒やこげ茶、紺色などの落ち着いた色がおすすめです。特にバレッタの場合、様々なデザインやサイズのものがありますが、派手すぎずビジネスシーンに合う物を選びます。
シュシュや大きなヘアアクセサリーはNG!
シュシュは気軽に髪の毛をまとめることができますが、面接に臨むスタイルとしては不向きです。落ち着いた色やデザインだとしても、どうしてもカジュアルな印象を与えてしまうため避けた方が良いでしょう。
また、相手がパッと見たときに視線に入ってしまうような、大きくて目立つヘアアクセサリーも避けましょう。
さいごに
いかがでしたか?
今回は、面接にふさわしい好印象な髪型について詳しくご紹介しました。
採用面接では、髪型だけでなく受け答えの内容や立ち居振る舞いをチェックされます。
どれだけ髪の毛をしっかりセットして行っても、面接中に髪型が気になって何度も頭を触ったり、まとめた髪が崩れてきてしまったりすると、かえって悪印象になりかねません。長い髪の場合は特に、崩れにくいようにセットしましょう。
また、面接のためにストレートパーマをかけたり、ショートカットにしたりする場合、履歴書の写真と大きく印象が変わってしまう可能性があります。できれば、写真撮影の前に髪型を決めておきましょう。