もし寝坊したらどうしよう?電車が遅れるかも!寝る前は全部の窓とドアの施錠を2回以上はチェックする・・・など、心配性な人っていますよね。もしかして、あなたも心配性ですか?
心配性な人は、起こるかどうか分からない未来に対して必要以上に不安を抱いているなどのネガティブなイメージがあります。確かに心配性という言葉は褒め言葉として使うことが少ないため、ネガティブなイメージで捉えられやすいのは否定できません。「こんな性格やめたい」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。
しかし、その性格も考え方次第では強みとして仕事で活用できるはず。そのためには、まずご自身の性格をしっかり分析しましょう。長所と短所を見つめ直し、どんなことが得意なのか?苦手なのか?を分析していくと、適職も見えてきますよ。
今回は、心配性な人の特徴と向いている仕事についてご紹介いたします。
心配性な人の特徴
心配性な人とは、良く言えばリスク管理能力のある完璧主義の人です。ミスに対して慎重で、与えられた仕事は責任を持って最後まで仕上げる根気強さもあります。結果として、大きな失敗が少ないのです。
心配性だからといって悪いことばかりでは限りません。仕事によっては大きな武器として活用することも可能ですよ。
まずは心配性な人の長所と短所を知るところから始めましょう。
■心配性な人の長所
- 準備に余念がない
- 細かいことに気がつく
- 想定力が高い
ミスを恐れる性格ですが、逆に言えば危機管理能力が高く、ミスを回避するための準備に余念がないという長所にもなります。
細かいことに気がつくため、物資や時間などのミスを素早く察知し、トラブルを事前に予防できます。心配性な人は、準備や確認を怠らず、きめ細やかに仕事をするので、周囲の人にとっては安心です。
また、起こり得るリスクを想定しリスク防止のために動けるのが、心配性な性格の人の長所です。事前に考えて慎重に行動するため、ミスが少なく、大きな間違いを犯しません。
■心配性な人の短所
- 考えすぎて行動できないことがある
- 機会を損失することがある
- 周囲の人に不安を与えることがある
心配性な人は小さなミスを恐れすぎて、必要以上に準備に時間をかけた挙げ句、なかなか行動できなくなる傾向があります。見えない恐怖に囚われて、そのために良い機会まで失ってしまうことも。
心配性な人は、性格的に考え過ぎなのがネックでしょう。そのせいで動けないようでは、得られるものも得られません。
ついその不安をおもてに表してしまい、他人へ不安を伝播させてしまうこともあります。不安を口にする前に、状況を現実的に見直してみましょう。その不安は事実に基づいているのか?など、一度深呼吸をして落ち着いて考えてみると良いですよ。
心配性な人に向いてる仕事5選
①営業事務
営業事務は、外回りなどで忙しい営業職に代わって、社内で顧客の対応や取り次ぎなどを行うお仕事です。
仕事の性質上データを扱うことも多いので、ミスの少ない心配性な人に向いてる仕事です。また、顧客対応が丁寧な面も見られるため、営業担当と顧客との間に立って良好な関係を構築することにも貢献できるでしょう。
②WEBディレクター
WEBディレクターの仕事内容は、ウェブサイトの制作の全工程を監督することです。企画の立案から実際の制作、運用後のフォローに至るまで、広範囲に及びます。また、WEBデザイナー、エンジニア、SEO担当、ライターなど、複数の職種を管理し、全体の進捗や成果物の品質に問題がないかどうかをチェックするなど、業務内容は多岐に渡ります。
スケジュールや予算の調整から関係各所との折衝など、気を使うことが多数あるため慎重に物事を進められる心配性な人に向いてる仕事です。
③経理
会社のお金を管理する経理職は、仕入れや販売に関する売上や経費などから、社員の給与や税金、保険などの管理・計算、決算書の作成など、会社の資産にかかわることに広く関係しています。
経理ではミスが許されません。また、自分が表に出るより、縁の下の力持ち的な存在として、他人をサポートする側面が強いです。ミスを恐れて慎重になってしまう心配性な人には、その性格がかえって有利に働くでしょう。心配性な人には責任感が強い人も多いため、お金の管理という重大な責任を伴う経理はやりがいを感じやすく、向いてる仕事と言えます。
④品質管理
製造した製品の品質を管理するお仕事。個々の製品の不具合は製造担当が行いますが、品質管理職の仕事は、個々の製品というより製造工程全体を管理することで不良品を出さないようにすることです。
その仕事柄、小さなミスも見逃さないだけの優れた観察力と高い集中力が求められます。また、データを扱うこともあるため数字のミスも許されません。ミスを恐れて慎重に行動する、心配性な人に向いてる仕事です。
⑤デバッガー
完成したゲームやアプリなどにミスがないかを発見するお仕事であるデバッガーは、心配性の人に向いてる仕事のひとつです。
ゲームデバッガーの仕事は、完成したゲームのミスを発見することであり、ミスの見逃しは許されません。1つのミスも許さないためには、長時間高い集中力をキープできる能力が要求されます。
さいごに
いかがでしたか?
今回は、心配性な人の特徴と向いてる仕事についてご紹介しました。
心配しすぎて転職の幅を狭めていませんか?まだ起こってもいないことに対する心配によって可能性を否定するのではなく、もう少し楽な気持ちで失敗を恐れず転職に挑んでみると良いですよ。