「あなたって本当に心配性だね」「そんなに心配ばかりして・・・損してるよ」なんて言われても、心配なものは心配ですよね。なにかとネガティブな印象を持たれやすいですが、心配性だからダメ、向いてる仕事は無い・・・なんてことはありません。
心配性な人とは、良く言えばリスク管理能力のある完璧主義の人です。ミスに慎重で、与えられた仕事は責任を持って最後まで仕上げる根気強さもあります。結果として、大きな失敗が少ないのです。心配性だからといって、悪いことばかりとは限りません。仕事によっては、大きな武器として活用することも可能なのです。
詳しくは別途コラム『【適職診断】心配性な人の特徴と向いてる仕事って?』で解説しています。
さて今回は、そんな心配性な人に向いてる仕事の特徴と企業側の評価について、詳しくお届けしたいと思います。これから夜卒・転職をお考えの心配性な方は、ぜひ参考にしてみてください。
心配性な人に向いてる仕事の特徴5つ
1.ミスやリスクを見つける仕事
心配性な人は、自分の業務を確実に行う性格です。また、黙々と作業するのが得意なので、自分の特徴を生かせます。
慎重に仕事を進める心配性な人は、ミスの防止だけでなくリスクを事前に察知するのも得意なため、数字を扱うような1つのミスも許されない仕事に向いています。
ただし、「絶対にミスは許されない!」と自分にプレッシャーをかけすぎないように注意しましょう。
2.準備や想定力が求められる仕事
事前準備や起こり得るトラブルを想定し、回避するための方策を練る仕事にも向いています。
心配性な人は慎重な性格が特徴なので、抜かりのない準備が得意です。
どんな仕事にも準備が必要ですし、きめ細やかに準備を進められる心配性な人に向いていると言えるでしょう。
ただ、慎重に準備することは大切ですが、目の前のことに囚われすぎて全体像が見えなくなることがあります。実行力のある人と協力して、仕事に臨むと良いですよ。
3.助役的なポジションの仕事
業務が円滑に進むために他者をサポートする、助役的なポジションの仕事にも向いているでしょう。
心配性な人はあまり自分が前に出るタイプではなく、裏方でサポートするのが向いているという特徴があります。それゆえ、助役的な仕事ほどやりがいを感じやすいのです。
心配性な人は、ミスがないように慎重に仕事を進めます。その強みを大いに生かしましょう。
4.精度が求められる仕事
精度が求められる仕事とは、ミスの許されない仕事と言い換えることができます。
細かい点まで気を抜かず、完成度の高い仕事ができる心配性な人に向いています。
任せられた仕事はミスなく確実に行おうと責任を感じる心配性の特徴が、逆に良い結果を生みやすいです。
5.個人の信頼が大切な仕事
「この人なら大丈夫」という、個人の信頼のもとに成り立っている仕事は信頼度が仕事を任せる根拠になるため、心配性な人に向いています。物事を慎重に進める性格が発揮されるでしょう。
心配性な人には、任せられた仕事を責任を持って最後までやり遂げようとするという特徴があります。
心配性な人に対する企業側の良い評価
- リスク管理がしっかりしている
- 重要性の高い仕事を任せられる
- 周囲から信頼されている
心配性な人はリスクを事前に想定し、それを回避するためのプランを立てることに長けています。そのため、リスク管理がしっかりしていて、安心して仕事を任せることができるという信頼が得られます。
また、ミスしないようにしっかり準備をしてから仕事に臨む結果、正確性を評価され重要な仕事を任されるのです。
ミスを恐れるゆえに行動が慎重であり、失敗の少ない確実性の高い人という良い評価を受けることがあります。
心配性な人に対する企業側の悪い評価
- 新しい仕事を任せられない
- イレギュラー対応が苦手
- 検討期間が長い
心配性な人は、前例のないことや不確かなことをやるのが苦手なため、新しい仕事を任せにくい、不安のあまりすぐに行動できない傾向があり、イレギュラーなことが起きた時に柔軟に対応できないという評価を受けることもあります。
逆に考えると、リスク管理能力が高く、慣れた仕事なら確実にできると言えます。失敗を恐れて動けない人より、挑戦する人のほうが評価されやすいことを意識しましょう。
また、ミスを恐れるあまり慎重なため、行動に移すまでの検討期間が長くなる傾向があります。検討期間が長いとは、言い換えれば優柔不断ということです。
慎重さは自分の長所と捉えつつも、「兵は拙速を尊ぶ」と言うように、スピードが第一に重視される場合もあることを忘れないようにしましょう。
さいごに
いかがでしたか?今回は、心配性な人に向いてる仕事の特徴と企業側の評価についてご紹介しました。
心配性な人は小さなことでも不安に感じてしまい、一歩を踏み出しにくいのが短所です。逆に見れば、リスク管理能力が高く、不要なミスをしないという長所にもなります。
自分の性格を踏まえ、それをどのように活かすと仕事で高いパフォーマンスを発揮できるかを考えてみましょう。