色々と準備をして面接に挑んだものの、不採用通知をもらい「なんで不採用なんだろう・・・」「うまくいったと思ったのに・・・」と感じたことがある人は多いでしょう。
次の面接に向けて対策したい、また同じ理由で不採用になるかもしれない、など、不採用の理由を知りたいと考える方もいますよね。
そこで今回は、不採用の理由を企業に聞いても良いのか?という疑問にお答えします。
不採用の理由を企業に聞いても良い?
結論から言うと、聞いても問題はありません。
ただし、不採用理由を聞いても教えてもらえない企業の方が多いと言われています。
▼不採用の理由を教えてもらえない理由
1)企業側には開示理由がない
不採用理由はどうしてもネガティブなものになってしまうため、伝えることで企業のイメージが下がってしまったり、抗議されたりするなど、様々なトラブルに繋がってしまう可能性があります。
このようなトラブルを防ぐために、企業は不採用理由を開示していないことが多いのです。
2)選考基準が出回ってしまう可能性がある
なぜ採用に至らなかったのかを伝えることによって、その企業の選考基準をある程度把握することができてしまいます。
選考基準は人材戦略において重要な要素です。
もし選考基準が出回ってしまったら、多くの人がその企業に受かるために偽りの自分で選考に臨んでしまうでしょう。そうなってしまうと正確な評価が行えなくなり、結果的にミスマッチの原因となってしまう可能性があります。
しっかりと自社に合った人材を選びたいという理由から、不採用理由を伝えないという企業も多いのです。
3)担当者も知らない
シンプルに採用担当者が不採用理由を知らないというケースもあります。
採用・不採用の最終決定を役員が行っている場合は、採用担当者まで理由が知らされていないことも少なくありません。
そういった企業の場合は、採用担当者が教えてあげたくても教えることはできません。
企業に不採用の理由を聞く場合
基本的にはメールがオススメです。
理由を伝えるには、数ある応募者の中から対象の情報を探し、どう回答するかを考えなければいけません。つまり、不採用理由を回答するということは、企業からすると割と手間がかかることになります。
メールで聞くことによって採用担当者の余裕のある時間帯に対応することができるため、企業側からしてもメールの方が比較的回答しやすいと言えるでしょう。
▼メールの例文
【件名】
採用結果に関するご質問(氏名)
【本文】
○○株式会社
人事部 採用担当 □□様
お世話になっております。
先日、御社で面接をさせていただいた△△と申します。
この度は採用結果についてご連絡いただきまして、ありがとうございます。
もし差し支えなければ、今回の選考結果に関して理由をお教え願えませんでしょうか。
今後、転職活動を進めるうえでの参考にさせていただきたいと考えております。
お忙しいところ恐れ入りますが、ご返答いただけると幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
さいごに
いかがでしたか?
今回は、不採用の理由を企業に聞いても良いのか?という疑問についてお答えしました。
理由を聞くこと自体はNGではありませんが、聞く際は相手にしっかりと配慮し聞く時間や聞き方など、マナーには気をつけましょう。