施工管理職に求められるスキルや持っていると有利な資格をご紹介!

施工管理職に求められるスキルや持っていると有利な資格をご紹介!

施工管理とは、建設工事が円滑に進むように現場を取りまとめる、現場の全体的な管理のことです。詳しいお仕事内容については、別途コラム『施工管理ってどんな職業?仕事内容と基礎知識を詳しく解説!』でご紹介しているので、こちらもぜひ参考にしてみてください。

施工管理に転職を考える女性も増えてきており、リスタートジョブでもいくつかご相談をいただくこともあります。興味はあるけど、スキルとか資格とか必要なのでは・・・?と不安に思う方もいるでしょう。

そこで今回は、施工管理に求められるスキルと持っていると有利な資格について詳しくお届けいたします。

施工管理に求められるスキル5つ

施工管理に求められるスキル5つ

施工管理の仕事は、工事を円滑に進めるために必要な業務の大部分を請け負うため、さまざまな能力が求められます。

1.スケジュール調整力

施工管理には、工事を予定通りに完了させるためのスケジュール調整力が欠かせません。日々の進捗管理だけでなく、トラブルによる工期の遅延が起こった場合の対処も行います。工事を進める中では、小さなトラブルから大きなトラブルまで毎日さまざまな問題が発生することも考えられるため、1つずつ対処し工程に遅れが出ないよう関係者との密な調整が必要です。

2.マネジメント能力

建設現場では、作業員だけでなく協力業者や社内の関係者など多くの人を統率して、工事を進めるためマネジメント能力が求められます。また、さまざまな年齢や性格の作業員からの信頼を得る必要があるため、作業員から質問されたときにも明確な説明ができる人材が求められます。

3.コミュニケーション能力

施工管理には、作業員と上手にコミュニケーションを取りながら、的確に指示を出す力が必要です。作業員だけでなく、施主や協力業者、設計者、社内の関係者などと打合せを行ったり、近隣住民へあいさつに回ったりするなど、立場の異なるさまざまな関係者と関わるため、コミュニケーション能力が求められます。

4.マルチタスク能力

建設現場では、決められた引き渡し日に向けて多くの作業員が同時に作業するため、速いスピードで工事が進んでいきます。その中で、現場の進捗管理や検査、安全管理を行いながら関係者との打合せや施工計画書の策定などにも対応します。複数の作業を同時に進めるため、マルチタスク能力が求められる仕事です。

5.事務処理能力

事務作業の内容として一般的な事務処理だけでなく、CAD操作などの技術的なスキルも必要です。限られた時間で効率よくデスクワークを行わなければなりません。

施工管理でキャリアップを目指すなら

施工管理でキャリアップを目指すなら

施工管理の仕事でさらなるキャリアアップを望むなら、施工管理の仕事に役立つ資格を取得するのがおすすめです。

▼建築施工管理技士

建築工事の施工計画、施工図の作成に加え、工程管理、品質管理などの施工管理を適切に行う技術を証明する資格です。
1級と2級があり、1級では特定建設業の専任技術者、および現場に配置する監理技術者になります。2級では特定建設業の専任技術者、および建築工事の主任技術者として認められます。施工管理に携わる方にとって必須といえる資格なので、まずはこの資格取得を目指すと良いでしょう。

▼建設機械施工技士

建設機械を用いる建設現場において、施工管理をする技術を証明する国家資格です。機械を操縦する資格とは異なり、専任技術者や主任技術者、監理技術者といった資格を得ることができます。

▼土木施工管理技士

橋や道路、トンネル、ダムなどの土木工事において、建設現場の施工管理の技術を証明する資格です。建設現場が大規模になる土木工事は人手不足の傾向があるため、有資格者は採用で有利になる可能性が高くなります。

▼管工事施工管理技士

空調設備やガス配管、ダクト工事、上下水道設備などの管工事の施工管理者になれる資格です。管工事は生活を支える設備に欠かせない仕事なので、景気などに左右されない高い需要が見込めます。管工事の業務は資格がなくても携われますが、施工管理を行うにはこの資格が必要です。

▼電気工事施工管理技士

変電設備や送電設備、照明や配線といった電気設備の工事で施工管理を行う国家資格です。建設工事においてこの資格の需要が高く、電気工事を行う企業の転職で有利になります。電気工事のスペシャリストとして高く評価されるため、入札制度を取り入れる企業にとって必要とされる人材になれるでしょう。

▼電気通信工事施工管理技士

2019年に新設された資格で、電気通信工事の現場で施工管理を行うことができます。
建設業の許可を得た事業所に配置する必要がある主任技術者や監理技術者として認められます。また、経営事項審査の技術力評価において、この資格の有資格者は公共事業の受注で高く評価されるため、電気通信事業の転職で有利になるでしょう。

▼造園施工管理技士

道路緑化工事や公園、庭園、遊園地などの造園工事において、施工管理の仕事に携われる資格です。
実務経験がないと受験できないため、造園会社などで職人として経験を積む必要があります。環境保全や景観などの社会貢献ができるので、植物が好きな人にとってやりがいのある仕事ができるでしょう。

さいごに

施工管理職に求められるスキルや持っていると有利な資格まとめ

いかがでしたか?
今回は、施工管理に求められるスキルと持っていると有利な資格についてご紹介しました。

工事内容によってさまざまな資格があるので、現在働いている業務に役立つ資格や、興味のある業務の資格を取得すると良いでしょう。

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