残念ながら選考に通過できなかった場合、基本的にはメールで連絡が来ることが多いです。
企業側もできることなら個々人に電話で選考結果を伝えたいと考えているでしょう。しかし、実際のところ企業側には物理的に時間がなく、連絡をメールでする場合がほとんどです。
「〇〇様の採用は見送らせていただくことになりました。」とともに「末筆ではありますが、〇〇様のより一層のご活躍を心よりお祈り申し上げます。」といった文言で締めくくられることから、『お祈りメール』と呼ばれています。
できればお祈りメールは受け取りたくありませんが、必ずしも1回の選考で内定を勝ち取れるわけではありません。「お祈りメールって返信した方がいいの?」「志望企業からお祈りされてなかなか立ち直れない・・・」などと悩んでいる方もいるでしょう。
そこで今回は、お祈りメールに返信すべきか?とお祈りのショックから立ち直る方法についてご紹介いたします。
お祈りメールに返信するへき?
基本的に企業からお祈りメールに返信する必要はありません。「メールを無視したら感じ悪くないの?」と感じる方もいるとは思います。
しかし企業のメール設定によっては、返信の内容が届かないケースもあるため、返信できないことを気にする必要は一切ありません。
▼返信して良いケース
- 個人的なメッセージが来た場合
- シンプルに感謝を伝えたい場合
- 最終選考まで残っていた場合
メールで個人的なメッセージが来る可能性は非常に低いですが、逆オファーサイトなどでは採用担当者から個人宛に連絡が来るため、返信しても良いでしょう。
また、最終選考まで残ったけどお祈りメールが届いたという場合、人事の方に御世話になり感謝を伝えたいなどは返信をしても良いかもしれません。
ただ、上記3つの場面でも返信しないことに問題はありません。
お祈りのショックから立ち直る方法
企業からお祈りメールが届いたら、誰だって精神的なダメージを受けるものです。
しかし、仮に志望企業の選考に落選したとしても、決して立ち止まらない意識を持つことが重要になります。
1.選考過程で良かった部分を振り返る
選考過程でのミスを反省することも大切な作業です。ですが、自分のマイナス部分だけではなく、プラスの面にも目を向けることを意識しましょう。
例えば、「面接官との最初の挨拶は大きな声でハキハキできた」など、良い部分をメモに列挙していくと良いでしょう。
そのメモの積み重ねが、のちに大きな自信に繋がる可能性も十分に考えられます。
そのため、自分のことをあまり卑下するのではなく、選考のアピールで良かった点を振り返りましょう。
2.認知の仕方を変える
「認知」とは「人のものの捉え方や解釈の過程」を指します。
例えば、面接に落ちた際に「また面接に落ちた・・・」とひたすら落ち込む人もいれば、「どうすれば次は面接官に良い印象を与えることができるだろう?」とポジティブに考えられる人もいます。
つまりある出来事に対する感じ方や考え方は人それぞれ異なるわけです。
何事もマイナスに物事を捉える癖を修正するための訓練として「認知療法」というものがあります。
<認知療法の手順>
- 自身のストレスに気付いて、問題を整理する
- その問題がどのような状況で起き、どのような感情を引きおこしているか整理する
- 自動思考が自身の感情や行動にどのように影響しているのか探っていく
- 自動思考の特徴的なクセに気づく
- 自動思考と現実とのズレに注目して、現実に沿った見方に変える練習をおこなう
重要なのは、ポジティブな考えを導き出すことです。「他人が自分と同様の思考をしていたらどうアドバイスするか?」などと自分に問いかけてみると良いでしょう。
3.転職活動を根本から見直す
繰り返し選考を受けているものの、不採用通知が続いてしまう場合は、問題を根本から解決する必要があります。
例えば、ESの志望動機を自己流で書いている場合は人事に響く志望動機の書き方を学ぶことが求められます。
その他にも、面接で何を質問されるのかがイマイチ分からず対応ができない場合であれば、頻出質問を抑えたうえで適切な回答を考える必要があります。
そのため、まずは自分自身で不採用となってしまった理由を分析してみると良いでしょう。
さいごに
いかがでしょうか?
今回は、企業からのお祈りメールに返信すべきか?とお祈りのショックから立ち直る方法について詳しくご紹介いたしました。
企業からのお祈りにより自分自身を否定された気分になり、非常に辛いと感じている方もいるでしょう。もし自分の転職活動に悩んでいるのであれば、お気軽にリスタートジョブのエージェントまでご相談ください。