「転職が不安で眠れない・・・」
「面接が怖い・・・」
「このまま内定をもらえなかったらどうしよう」
このような不安を抱えている方は少なくないでしょう。
転職に対して不安を感じるのは当然のことですが、眠れない状態までいってしまう場合は少し危険です。
眠れない状態が続いてしまうと日常生活に支障をきたし、場合によっては不眠症などの睡眠障害に発展してしまう可能性もあります。「転職が不安で眠れない」と少しでも感じている人は早めに対処し、改善していきましょう。
そんなあなたのために、不安に陥りやすい人の特徴と対処法、リラックス方法について詳しくお届けいたします。
転職が不安で眠れない人の悩みと対処法
1.転職の進め方がわからない
転職をはじめてみたものの、「この進め方で合ってるのかな…」と不安を感じる方も少なくないと思います。
そもそも転職は人それぞれ進め方が異なるため、正解はありません。しかしそのまま手探りで進めても不安が大きくなるだけでしょう。
▼対処法
転職の進め方を知る1番の近道は、周りの友達や先輩、兄弟などすでに転職を経験している人に相談してみることです。
中には「身近な人にあまり相談したくない」という方もいると思います。そういう人は、キャリアセンターや転職エージェントを利用してみるのもオススメです。
2.正解がわからない
転職は企業によって評価基準が異なります。そのため、このような回答をしたら必ず評価されるといった正解はありません。
同じ企業であっても、その年によって求める人物像が異なることもあります。
▼対処法
企業のホームページなどに記載されている求める人物像から、どのような人材を採用したいと思っているかについてはわかるため、選考を受ける際は必ず企業の求める人物像をチェックするようにしましょう。
3.やりたいことが見つからない
やりたいことが見つからない方は、このままなんとなくの気持ちで転職をしていて良いのか不安に思っているのではないでしょうか?
このようなタイプの人は転職を進める上での目標が定まっていないため、なかなか志望動機を作成するのも難しいと思います。
「とりあえず書かなきゃ…」といった中途半端な気持ちで作成した志望動機では、今までたくさんのエントリーシートを読んできた採用担当者が読めば、すぐに志望度の低さがわかってしまいます。
▼対処法
やりたいことが見つからなくて不安を感じている方は、とりあえずで転職を進めるのではなく、再度自己分析をおこない自分自身を見つめ直してみることをオススメします。
4.アピールポイントがない
「自分はリーダーを経験したこともないし、何かで成果を残したこともないから、アピールできることなんてない」と思い込んでしまっている方は少なくないと思います。
自分に自信が持てない方は、思い当たるアピールポイントがあってもつい他の人と比較してしまい「これはアピールにならないな・・・」とネガティブに考えてしまいがちです。
▼対処法
アピールポイントがないと思っている人は自分について理解できていないだけの可能性があるため、自己分析をおこない自分について深掘りしてみてください。
自己分析だけでは不安という人は、他己分析をおこなうのもオススメです。
身近な家族や友達に自分はどういう人なのかを聞くことで、自分への理解を深めることができ、新たなアピールポイントを見つけられる可能性もあります。
大切なのはエピソードの大きさではありません。企業はあなたが何かすごいことを成し遂げた経験があるかどうかが知りたいのではなく、その出来事に対してあなたがとった行動や考え方、そこから何を学んだのかを知りたいと思っています。
5.内定がもらえない
頑張ってはいるもののなかなか選考に通らず、このままどこからも内定をもらえないのではないかと不安になってしまう方は多いです。
▼対処法
内定がもらえなくて悩んでいる人は周りと自分を比べるのではなく、過去の自分と今の自分を比較するようにしてみてください。
「以前よりも落ち着いて面接に臨めた!」「以前詰まってしまった質問にしっかりと答えられた!」のように、過去と比べてできるようになったことを探してみましょう。
ぐっすり眠れるリラックス方法
●ストレッチする
ストレスがかかると体は緊張状態になっています。
体は、意識的に緊張させてから力を抜くと脱力しやすくなり、このリラックス方法を筋弛緩法と言います。
次で紹介している筋弛緩法の動作を3~5セット繰り返すとリラックスできるでしょう。
<筋弛緩法>
- 仰向けの状態で寝転がる
- 頭の上でバンザイするように両腕を伸ばし、両手を組みます
- 両手と両足を遠くにグーッと伸ばす(10秒間)
- 全身の力を抜き、深呼吸する
●4-7-8呼吸法をする
ストレスや不安を感じてる時は無意識のうちに呼吸が浅くなりがちです。
浅い呼吸が続いてしまうと睡眠の質にも影響してしまうため、眠れない人は上記の呼吸法を実践してみてください。
<4-7-8呼吸法>
- 口から「ふぅー」っと息を吐ききる
- 鼻から息を吸う(4秒間)
- 息を止める(7秒間)
- 8秒数えながらゆっくり口から息を吐き出す
●温かい飲み物を飲む
質の高い睡眠には身体の深部体温を下げることが効果的です。そのため、就寝1~2時間前に温かい飲み物を飲み、意図的に深部体温を上げます。そうすることで就寝時に深部体温が下がり自然と入眠体勢に入りやすくなるでしょう。
この時の飲み物は、白湯やホットココア、カフェインの入っていないハーブティーなどがオススメです。
●蒸しタオルで目元を温める
ぐっすり眠れないのは目が疲れていることが原因かもしれません。
スマホやパソコンを使う機会が増え、想像以上に目を酷使していることから眼精疲労が起こりやすくなります。
目元を温めることで血行が良くなり、副交感神経が優位になります。自律神経も整うため睡眠の質も改善されるでしょう。
しっかりリラックスしたい人は、じっくり温めるのがオススメ。
さいごに
誰もが転職に対して不安を抱えています。しかしその不安や心配が大きくなりすぎてしまうと、無意識のうちに自分をどんどん追い詰めてしまうのです。
多少の緊張感は必要ですが、極度に追い詰められた状態で良いパフォーマンスをするのは難しいため、うまく不安やストレスと向き合いながら転職を進めていきましょう。