印象を悪くしない!転職の条件交渉の進め方

印象を悪くしない!転職の条件交渉の進め方

転職において、条件交渉をすることはマナー違反ではありません。

たとえば募集要項で提示されていた雇用条件より低い条件を提示された場合や、現職の年収と大きな開きがある場合など、納得いかなければ自身のスキルや経験を元に交渉を希望することは問題ありません。

しかし、たんに自分の希望や条件を提示するだけでは企業側からの印象が悪くなってしまう可能性もあります。

自分の希望を提示するにはマナーや条件など、いくつかのポイントを抑えておく必要があるのです。

そこで今回は、印象を悪くしない条件交渉の進め方やタイミング、条件交渉で行うべきことなどについて詳しくご紹介いたします。

転職の条件交渉でできること

転職の条件交渉でできること

▼年収交渉

「なぜこの年収を希望するのか?」根拠を示すことがポイントです。
年収交渉時になぜこの金額を設定したのかを問われた際に、企業側が納得できる理由を用意することが大切です。

「同業界・同業者の年齢別の年収相場」や「現職・前職の月収や賞与、残業手当(みなし残業も含む)などをあわせた年収」をベースに転職先への交渉を進めましょう。

また年収◯◯万円〜◯◯万円というように希望年収は幅をもたせることで、企業側も提示金額の融通をきかせやすくなります。

▼入社日の交渉

企業から提示された日程に無理がある場合、退職手続きや業務の引継ぎにかかる期間を考慮していつまでに入社できるのかを提示する必要があります。

また「希望入社日(確実に入社できそうな日)」「最短入社可能日」の2つを申告することで、企業の事情にも配慮している姿勢をみせることができます。

▼勤務地や勤務制度の交渉

勤務地や勤務制度の交渉には「家族の介護」や「子育てがある」など、企業が納得できる説明をする必要があります。

複数勤務地がある場合は特定の勤務地を指定する理由、リモートワークや育休・産休などの制度に関しても、親の介護や子育ての事情など隠さずに伝えましょう。

企業によっては転勤を前提としていたり、交渉の余地がないケースがありますので予め確認しておくと良いでしょう。

▼業務内容の交渉

他の交渉内容と比較すると業務内容の交渉余地はあまりありません。求人に応募した時点で「◯◯職の募集」と前もって記載されているからです。企業も承知の上で応募してきていると当然考えています。

業務内容の交渉をする場合は自身のキャリアプランなど自己分析しなおしてから、希望する理由に対して面接時の回答と齟齬がないように伝えましょう。

【希望条件を提示する場合に避けたいNG行為】

  • 交渉時に感情的になる
  • 交渉を一方的に進めてしまう
  • 面接官や採用担当者などの意見を聞かない
  • 後出しで当初希望していた年収よりも高い年収を希望する
  • 最低限の礼儀作法、ビジネスができていない

希望条件の交渉がマナー違反でなくても、交渉のタイミングや姿勢によっては最悪、トラブルの種になり内定が取り消しになる危険もあるので注意しましょう。

円満に交渉を進めるためのマナー

円満に交渉を進めるためのマナー

1.交渉のタイミングは見極める

交渉は内定後かつ承諾前のタイミングで行うのが理想的です。
オファー面談は内定者に入社の意思を固めてもらったり、不明点を解消するために設けられていますので、同じタイミングで希望条件を交渉することがベストです。

内定承諾後の条件交渉は避けましょう。
承諾書を提出した時点で企業が提示した条件に合意したとみなされるため、後出しで条件変更を申し出るのはマナー違反になります。

2.根拠をもとに交渉をする

条件交渉を成立させるためには、企業側が納得できる根拠を示して受け入れてもらうことが重要です。
前職や競合他社の年収額、アピールできる資格やスキル・経験など交渉材料になるものを事前に準備して交渉します。

3.一方的に希望を伝えない

一方的に自分の希望を押し付けるのではなく、企業の事情も聞き入れる姿勢をもちます。
感情的になったり、相手の話を遮ったりせずにマナーを守って伝えましょう。

4.自身の市場価値を正しく把握する

自分の年齢や職種、スキル、経験年数に見合った年収や役職等を把握しておくのも、円滑に条件交渉を進める上で必要なことです。

市場価値や適正年収を把握することを通して、自分に見合った条件を明確にすることができますし、根拠を提示するときにも役立ちますよ。

さいごに

印象を悪くしない!転職の条件交渉の進め方。まとめ

いかがでしたか?
今回は、印象を悪くしない条件交渉の進め方やタイミング、条件交渉で行うべきことについて詳しくご紹介しました。

転職において失礼のないよう条件交渉を行うためには、マナーやタイミングを見極めることが大切です。

自分で条件交渉することに不安がある方は、ぜひリスタートジョブにご相談ください。

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