
MBTI(16パーソナリティー診断)について、一度は見聞きしたことがあるのではないでしょうか。試した!という方もいるでしょう。
16タイプごとに特徴や向いてる仕事などをザックリと判断することも可能です。
例えばINFJ(提唱者)には洞察力や観察眼、計画設計力が活かせる職業に向いている傾向があります。
しかし、16タイプ診断でわかるのは、あくまでも性格ごとに適している職業の傾向に過ぎません。同じ職業であったとしても、職場や業務内容が異なれば働き方は大きく変わってきます。
今回は、INFJの人の特徴と向いてる仕事についてご紹介しますが、あくまで参考までに読んでくださいね。
INFJ(提唱者)の性格の特徴
INFJ(提唱者)は、全人口に占める割合が極めて少ない性格タイプといわれています。
性格タイプは分析家・外交官・番人・探検家に分類され、さらに4つずつのタイプに細分化されます。
INFJは外交官に属するタイプで、INFJの頭文字には次のような意味があります。
- Introverted(内向的)
- Intuitive(直観的)
- Feeling(感情的)
- Judging(判断的)
さらに、自己主張の強い「INFJ-A」と慎重派の「INFJ-T」の2タイプにも分かれます。公式サイトによると、提唱者型(INFJ)は全人口の1%未満だとか。
▼INFJの人の長所
他人を犠牲にして成功を収めようとするタイプではありません。道徳観をそなえた理想主義者で、他人への愛にあふれています。聞き上手で思いやりがあり、相談役に徹することも珍しくないでしょう。
直観力や洞察力に優れているのも大きな特徴です。多くの人は相手を見た目で判断してしまいがちですが、INFJの人は表面で判断せずに、物事の本質を見ようとします。真のニーズや言葉の裏に隠された感情を理解するのに長けているといってもよいでしょう。
既成概念に捉われない自由な考え方とクリエイティビティをそなえており、世界をよりよくするために自分の才能を発揮しようとします。
▼INFJの人の短所
情熱的な理想主義者でありながら、引っ込み思案でおとなしい一面があります。他人の相談には乗りますが、自分の心の内を話すのは得意ではありません。
「自分の問題で誰かに迷惑をかけたくない」という気持ちがあり、自分だけで問題解決を図ろうとします。日常生活では、本音を抑えたり、人の輪に加われなかったりしてストレスを感じる場面があるでしょう。
また、理想を追求する姿勢は長所といえますが、度が過ぎると完璧主義になってしまいます。批判に敏感な上に、ストレスの発散が下手なのも短所です。
INFJ(提唱者)の人に向いてる仕事5選
1.ITエンジニア
システム開発においてはスケジューリングやタスクの洗い出しなど設計が非常に重要であり、INFJの強みが発揮できるでしょう。
経験を積むことができれば自分で業務をコントロールしやすくなりますので、スキルアップに応じてどんどん働きやすいと感じられる点も特徴です。
2.Webデザイナー
クリエイティブ力に優れている性格のため、未経験からであってもWebデザイナーとして活躍しやすいといった特徴があります。
また、実績や経験を積むことで自分のタスクをコントロールしやすくなり、働きやすさも感じられるでしょう。
3.Webディレクター
計画設計力が高いため、Webディレクターとして必須となる素質が高いと考えられます。
加えて、INFJは観察眼に優れていることから、チームメンバーの作業の進捗遅れやコンディションの変化を瞬時に見極めることができます。
INFJの強みを発揮できれば、計画通りの納品も問題なく行えるでしょう。
4.広告代理店
INFJは観察力に優れた性格のため、世の中に求められている広告メッセージを見抜く力に長けています。
加えて、INFJの理想主義的な考え方は、広告の世界にとってポジティブに働きやすく仕事での活躍も期待できます。
5.コンサルタント
論理的思考力や仮説思考などが求められますが、課題を特定するための観察力が重要になることから、INFJの強みが発揮できます。
仕事はプロジェクト単位で行われますが、そのほとんどが計画を立てて業務を進めていくことになります。
INFJの計画設計力があれば納期通りに解決策を提示できるため、仕事での活躍も期待できます。
さいごに
いかがでしたか?
今回は、INFJ(提唱者)の人の特徴と向いてる仕事についてご紹介しました。
性格の傾向として、「自己主張が弱い」「言語化できずにイメージが先行しがち」「ストレス耐性が低い」ことが挙げられます。
これらの弱みを克服しなければならないような職業にINFJの人が就いてしまうと、なかなか実績を上げられなかったり、仕事をしていてストレスが溜まったりすることが考えられます。
自分の強みだけでなく、弱みもしっかり理解した上で、職業選択を進められるように意識してみましょう。