
営業職への転職をお考えの方もいるでしょう。
履歴書や面接では志望動機が必ずついてまわります。志望動機では「なぜこの会社でなければならないのか」をしっかりと伝えることが大切です。その他に、自分の強みを営業職の適性としてアピールする方法もおさえて履歴書を作成しましょう。
今回は、営業職の志望動機と書き方、活かせる資質とスキルについて詳しくご紹介いたします。
営業職への転職をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
営業職に活かせる資質とスキル
▼コミュニケーション力が高い
営業では商品を売る前に、信頼関係を築くことが欠かせません。相手の話をよく聞き、丁寧に受け答えをすることで、相手のニーズや本音を引き出せるためです。
コミュニケーション力に関わる強みを履歴書でアピールしておくと、面接で実体験などを掘り下げて聞いてもらう機会が得やすくなります。
▼行動力とフットワークの軽さ
営業では、情報を受け取ったらすぐに動く、顧客のもとに何度も足を運ぶなど、スピード感が求められます。対応が早いと、それだけで信頼を得やすくなります。
思い立ったらすぐ動く力は、営業の現場で強い信頼を得るきっかけになるでしょう。履歴書の志望動機に強みとして盛り込む際は、前職での経験から成果まで伝えるのがおすすめです。
▼粘り強さと折れない心
営業の現場では、断られることが日常茶飯事です。一度や二度の失敗で諦めず、試行錯誤しながら改善を重ねていく姿勢が求められます。
新規開拓営業で最初のアプローチを断られた場合でも、「訪問日を変えて再度提案する」「別の切り口で資料を用意してみる」など工夫を続けた結果、契約に至るケースは少なくありません。
断られても前向きに行動を続けられる方は、長期的に安定した成果を出しやすいため、履歴書の志望動機で触れることで高評価を得やすいでしょう。
▼目標達成への意欲が高い
営業は目標数字が明確であり、達成するために日々の行動をどう積み上げていくかが問われます。自分の売上目標に対して、計画を立てて努力できる方は、自然と結果につながりやすくなるでしょう。
成果にこだわる姿勢は営業として成長し続ける土台になるため、履歴書の志望動機でも評価されやすいアピールポイントになります。
営業職の志望動機と書き方
営業職の志望動機を作成する際は、以下の4つの視点を押さえて具体的かつ納得感のある内容に仕上げましょう。
1.なぜその企業を志望したのか?
応募企業を志望した理由について回答する際は、企業の特徴や方針と、自分の価値観や経験がどう重なるかを記載することが大切です。
まずは企業研究を行い、自分が共感できる点を探しましょう。扱っている商品やサービス、社風、評価制度などから選ぶのがおすすめです。
<例>
貴社が重視している提案型営業に魅力を感じました。前職でも課題を聞き取ったうえで提案内容を練る営業を担当しており、その経験を生かせると感じたためです。
企業を深く理解している姿勢を見せることで、入社したいという本気度が伝わりやすくなります。
2.なぜこの業界を志望したのか?
業界を志望した理由について回答する際は、その業界の社会的な役割や将来性と、自分との接点を交えて伝えることがポイントです。
例えば不動産業界なら「住まいは人生の基盤に関わる分野であり、人の生活を支えることに喜びを感じる」などの理由が挙げられます。
IT業界であれば「業務効率化を支える技術に将来性を感じた」といった視点もよいでしょう。
また、「前職で○○業界の顧客を担当するなかで、〇〇業界の成長性と課題解決の手応えを感じた」といった実体験を交えると、より説得力が増します。
3.なぜ営業職を志望したのか?
営業職の志望動機を作成する際は、「営業を選んだ理由」と「営業に向いている自分の資質」をセットで伝える内容にするのがおすすめです。
<営業職を選んだ理由の例>
- 人と関わる仕事がしたい
- 成果が数字で見える
- 自分の提案で相手を動かす仕事に魅力を感じた
<営業に向いている資質として伝えたい強みの例>
- コミュニケーション能力が高い
- アルバイトで接客業をしていた
- 前職の営業職で結果を出した
志望した理由を作成する際は、抽象的な言葉で終わらせず、具体的な経験を交えて記載しましょう。
「アルバイトでお客様の相談に乗った経験から、ニーズに合わせて提案する喜びを知りました」など、当時の状況をイメージできるエピソードがあると伝わりやすいです。
営業職への興味と、自分の行動特性がマッチしていると伝われば、納得感のある志望理由になります。
4.自分の強みを生かしどう貢献できるか?
自分の強みを企業にどう貢献できるか、入社後の活躍をイメージしてもらうためには、抽象的な性格ではなく、具体的な行動や成果と結びつけた内容にすることが求められます。
- 何が得意か
- その強みを発揮した経験
- 企業でどう生かせるか
強みを伝える志望動機は、このような順で構成すると良いでしょう。
さいごに
いかがでしたか?
今回は、営業職の志望動機と書き方、活かせる資質とスキルについて詳しくご紹介しました。
志望動機の書き方の例文は、別途コラムでご紹介予定です。そちらもぜひ参考にしてみてくださいね。