
昼職の給与については別途コラム『年収?手取り?総支給額?違いと計算方法について』にてご紹介しました。他にも手当や賞与といった臨時給与も存在します。なかでも皆さんが気になるのは賞与・・・つまりボーナスではないでしょうか?
「ボーナス入ったからご褒美にちょっとお高いもの買っちゃおう~」とか「ボーナスが出ると見込んでローン組んだ」なんて声を見聞きしたこともあるのでは?筆者は「ボーナス?何ソレ?おいしいの?」と長年ぼやいている勢ですが、喉から手が出るくらいほしいのが本音です。
そんなボーナスですが、大体いくらくらい貰えるの?いつ貰える?と気になりますよね。
そこで今回は、賞与(ボーナス)について詳しくご紹介いたします!
ボーナスの支給時期はいつ?
▼民間企業のボーナス支給日
一般的に、民間企業のボーナス支給は夏と冬の2回です。
6月下旬から7月上旬に夏季賞与として1回、12月中旬に年末賞与として1回の合計2回ボーナスを支給される場合が多いです。
夏のボーナスは7月10日頃の金曜日、冬のボーナスは12月5日から2週目頃に支給日を設定している企業が目立ちます。
その他にも、半年ごとに中間賞与、年度末の時期に決算賞与として支給する民間企業もあります。
決算賞与は決算日の翌日から1ヶ月以内の支給が税法によって決められているため、3月決算の場合は4月にかけての支給が一般的です。
▼ボーナスの査定期間
ボーナスの査定期間は企業によって異なるものの、夏と冬の2回支給の場合は以下の通りです。
- 夏のボーナス:前年の10月から3月
- 冬のボーナス:当年の4月から9月
原則として査定期間が終わってから支給時期までの期間で、評価と支給額の決定が行われます。
つまり、下記の流れになります。
- 夏のボーナスの場合:10~3月に査定・4~5月に評価・6~7月に支払い
- 冬のボーナスの場合:4~9月に査定・10~11月に評価・12月に支払い
なお、ボーナスが年に3回支給される企業の場合は査定期間も年に3回行われる仕組みです。
ボーナスの平均支給額は?
民間企業のボーナス支給額の目安は、基本給×1~2ヶ月分です。
ただしボーナス支給額の目安は企業規模により異なり、大企業であれば基本給の2~3ヶ月分、中小企業では1ヶ月分といわれています。
これは1回分の支給額の目安であり、年に2回支給の場合は年間で基本給の2~6ヶ月分となる計算です。
- 業績が厳しい・ボーナスが少なめ:年間で合計1~2ヶ月分のみ
- 優良企業・外資系・専門職など:年間で4〜6ヶ月分以上支給
- 中小企業や一部業界:夏の支給なし・冬だけ
- ベンチャーや外資系、管理職など:賞与なし(年俸制に含まれている)
▼IT人材はボーナス支給額が増額傾向
一般的に20代のボーナス支給額は低いとされていますが、高い水準からスタートすることで年間支給額を増やしたいと考える方には、20代のボーナス支給額が増加傾向にあるIT業界がおすすめです。
IT業界は個人のスキルや経験が評価に反映されやすい性質であるため、20代で経験を積み、スキルを磨くことで、30代にかけてよりボーナス支給額の水準が高い企業への転職も可能です。
IT人材は20代から30代にかけて自己研鑽に励み、自分の市場価値を適正に評価してもらえる環境に身を置くと良いでしょう。
さいごに
いかがでしたか?
今回は、昼職の賞与(ボーナス)について詳しくご紹介しました。
一般的な民間企業のボーナス支給日は、年に夏と冬の2回ボーナスを支給している場合で、7月10日頃の金曜日と12月5日から2週目頃が目安です。
従業規則や雇用契約書に記載された賞与に関する規定を確認する方法が確実でしょう。