履歴書の締め方って?「現在に至る」「以上」の使い方

履歴書、職務経歴書、ボールペン

昼職への転職をお考えの皆さん、履歴書・・・書いてますか?
履歴書には、学歴や職歴を記載する必要がありますよね。職歴欄の締め方は、在職中か離職中か、また働き方によってもさまざまです。

「え、知らなかった・・・」「じゃあどう締めれば良いの?」という方も少なくないでしょう。

そこで今回は、履歴書の職歴欄の締め方について詳しく解説いたします。

履歴書の職歴欄の締め方

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職歴欄の締め方にはいくつかありますが、下記の3つが主に使われています。

  • 在職中
  • 現在に至る
  • 以上

「現在に至る」は現在も直前に記載した職場や部署で働いていることを示します。そのため、退職している場合は「現在に至る」は使用しません。

「現在に至る」と「在職中」は同じ意味ですが、併用せずにどちらかのみ使用しましょう。

▼「現在に至る」の使い方

転職で、履歴書の職歴欄に「現在に至る」と使用できるのは現職で企業に在籍中の方に限られます。

退職後に転職活動をしている方は、「一身上の都合により退職」などと記載します。

転職活動時点で、履歴書の職歴欄に記載した職場や部署で現在も働いている状態の方は「現在に至る」を使用しましょう。

▼「以上」の使い方

履歴書の職歴欄に記載する「以上」は、「そこから先に記載することはない」「終わり」という意味をもちます。

そのため、職歴欄の一番最後、直近の職歴の後に記載する言葉です。

なお、資格や免許の欄には「以上」は不要です。基本的に、学歴・職歴欄にのみ使用します。

「現在に至る」と「以上」の正しい書き方

ポイント

▼「現在に至る」の書き方

「現在に至る」は、直近の仕事に関して記載した行の1つ下の行に左寄せで記載します。

例えば「〇〇株式会社入社」「〇〇事業部 △△チーム配属」などの次の行です。

また、履歴書に記載された「現在」とは、企業に履歴書を提出した日付と認識されるため、「現在に至る」に日付は必要ありません。

▼「以上」の書き方

「以上」は職歴欄の最終行の1つ下の行に右寄せで記載します。

例えば「現在に至る」「一身上の都合により退職」などの次の行です。

▼職歴欄が複数ページにまたがってしまう場合

1ページごとに「以上」と記載する必要はありません。

1ページ目の最終行に右寄せで「次頁へ」と記載し、2ページ目の1行目に「前頁より」と記載したら、最終行に「以上」とします。

履歴書に記載する際の「注意点」

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▼枠に入りきらない場合

職歴が多く、行数が足りなくなってしまった場合は、「現在に至る」や「一身上の都合により退職」と「以上」を同じ行に記載しましょう。

「〇〇株式会社入社」や「〇〇就任」といった、最新の職歴と同じ行に「以上」と記載する書き方でも問題ありません。

また、在職中の企業について記載した同じ欄に「在籍中」と加えて、さらに「以上」も記載することで1行にまとめる書き方もあります。

▼退職予定日がわかっている場合

すでに退職予定日が決まっている場合は、「現在に至る(〇年〇月〇日退職予定)」と、()で括って記載しましょう。

契約期間満了などの事情がある方も同様で、「現在に至る(〇年〇月〇日契約期間満了見込み)」と記載します。

そのうえで、次の行に「以上」と記載します。なお。行が足りない場合の書き方は先述した方法と同じです。

▼前職が個人事業主やフリーランスだった場合

前職が個人事業主やフリーランスであったとしても、「現在に至る」の使い方は基本的に企業に所属している場合と同じです。

  • 個人事業主として開業
  • 株式会社〇〇設立
  • フリーランスのデザイナーとして活動開始

上記のように記載した後、次の行に「現在に至る」、さらに次の行に右寄せで「以上」と記載しましょう。

さいごに

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いかがでしたか?
今回は、履歴書の職歴欄の締め方について詳しくご紹介しました。

転職活動において履歴書は職務経歴書と共に不可欠なもので、作成する際にはミスのないような書き方をして提出する必要があります。

「現在に至る」は在職中に応募企業に履歴書を提出する際に職歴欄の最後に記入するものであり、「以上」は在職中、離職中関係なく職歴を全て書き終わった最後の欄に書いて職歴を締めるワードです。

もしも書き方に不安がある場合や、内容をブラッシュアップしたい方は、リスタートジョブのスタッフへお気軽にご相談ください。

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