履歴書の自由記入欄に書くときの注意点とよくある質問

ポイント

履歴書を書くのが苦手・・・という方もいるでしょう。特に履歴書にある自由記入欄について、何を書くべきか悩む方も少なくありません。

※自由記入欄については、別途コラム『履歴書の自由欄って何を書くの?正しい書き方とコツ』にて詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

自由とはいえ、何を書いても問題ない!というわけではありません。
「え?じゃあ何を書くべき?」という方のために、履歴書の自由記入欄に書くときの注意点とよくある質問について詳しく解説いたします。

履歴書の自由記入欄に書くときの注意点

iPadを抱えて人差し指を立てる女性、白いワイシャツの女性

自由記述欄は、自分の個性をアピールできる貴重なスペースです。しかし、内容によっては逆効果になってしまうこともあります。
書き進める上で注意したいポイントをおさえておきましょう。

▼内容がぼんやりしないようにする

「真面目な性格です」「人と関わるのが好きです」といった抽象的な表現だけでは、印象に残りにくくなってしまいます。
採用担当者の記憶に残るように、自分の行動や経験を交えた具体的なエピソードを添えましょう。あなたらしさが伝わる内容であれば、面接でも深掘りされやすくなります。

▼志望動機や自己PRと重複させない

履歴書の中で同じ内容が繰り返されると、「アピールできることが限られているのかな?」と思われる可能性があります。
そのため、自由記述欄では、志望動機や自己PRとは異なる視点から自分をアピールするよう心がけましょう。

例えば、趣味や最近興味を持っていることなど、あなたの人柄や価値観が伝わる話題を取り入れるのがおすすめです。

▼ネガティブな話題だけで終わらない

自分の短所や過去の失敗に触れることは、自己分析ができている証拠でもあり、人間味を伝える上で効果的な場合もあります。
しかし、それだけで話を終えてしまうと、採用担当者に暗い印象や懸念を与えかねません。

大切なことは、ネガティブな内容を扱う場合でも、そうした経験から何を学び、どう乗り越え、次にどう活かしたのかを明確に伝えることです。

「失敗から学び、成長できる人材であること」が伝わるエピソードを用意することで、ネガティブな経験もポジティブなアピールポイントに変えることができるでしょう。

▼業界や企業にそぐわない内容は避ける

自由記述欄はあなたの個性や熱意を自由にアピールすることができる貴重な場ですが、企業や業界にそぐわない内容を選んでしまうと、意図しない誤解を招くこともあります。

そのためTPOを意識し、「この内容は企業が求める人物像とズレていないか?」という視点を忘れないようにしましょう。

例えば、公務員を志望しているにも関わらず、刺激的すぎる趣味や思想を強調すると、真面目さや協調性に疑問をもたれてしまうかもしれません。

自由記述欄は単なる自己紹介ではなく、「企業・業界との接点を見せる場」でもあります。不安な場合は、第三者に読んでもらい、違和感がないかチェックしてもらうと良いでしょう。

▼誤字・脱字・雑な字に気をつける

履歴書は、あなたの第一印象を左右する非常に重要な書類です。どれだけ中身が良くても、誤字脱字があったり、文字が乱れていたりすると、それだけで採用担当者に与える印象を著しく損ねてしまいます。

特に手書きの場合、丁寧に書かれた文字にあなたの丁寧さや真剣さが表れます。走り書きのような文字や、読みにくい文字は、採用担当者に「この人は仕事も雑なのではないか」「入社への意欲が低いのではないか」という不信感を与えかねません。そのため、とめ・はね・はらいを意識し、字の中心を捉えてバランス良く書くことを心がけましょう。

また、パソコンで作成する場合でも、変換ミスや誤字脱字のチェックは怠ってはいけません。文章校正機能やスペルチェック機能の活用はもちろんのこと、完成後は一度プリントアウトして読み返すなど、隅々まで気を配り、自信を持って提出できる履歴書を作成しましょう。

履歴書の自由記入欄についてよくある質問

ノートとペンを持って悩む女性、スーツ、OL

Q1.自由記入欄が任意の場合、空欄のままでも大丈夫?

空欄でも選考に大きく不利になるとは限りませんが、「やる気が伝わりにくい」と受け取られる可能性があります。

特に志望度の高い企業や、応募者が多い人気企業の場合は、少しでもアピールのチャンスを活かした方が印象アップにつながります。

短くても構わないので、あなたらしさが伝わるエピソードや意欲を感じさせる内容を一言添えるのがおすすめです。

Q2.志望動機や自己PRと同じ内容でもいい?

まったく同じ内容を繰り返すのは避けましょう。履歴書全体が単調に見えてしまい、印象に残りづらくなるためです。

ただし、志望動機の補足や、自己PRの根拠となる具体的なエピソードを自由記述欄で紹介するのは問題ありません。その場合は、視点や切り口を少し変えて、自分の魅力を別の角度から伝えると良いでしょう。

Q3.文字数はどれくらいが適切?

一般的な履歴書の自由記述欄は、150〜300文字程度のスペースが多いです。

そのため、この範囲内で、読み手の負担にならない文字数に収めつつ、内容が薄くならないよう意識して書くのがポイントです。

さいごに

ノートPCを操作しながらノートにメモを取る女性、メガネ

いかがでしたか?
今回は、履歴書の自由記入欄に書くときの注意点とよくある質問についてご紹介しました。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

一覧へ戻る