
AIの登場からどんどんと性能も高くなり、文章の作成やちょっとした疑問を相談したりなど、日常で活用しているという方も少なくありません。
転職・就職活動において発生する文章の作成・・・例えば履歴書や面接の回答文など、AIに作ってもらいたい!とお考えの方もいるでしょう。
でも、そもそもAIを使って作成しても良いのかな?志望動機をAIで作るとバレる?など、不安に感じている部分もありますよね。
応募先の企業から禁止されていないかぎり、志望動機など、応募書類作成にAIを利用すること自体は問題ありません。ただし使い方に注意が必要です!
そこで今回は、AIを使って志望動機を作成するメリットと注意点など、詳しく解説いたします。
志望動機をAIで作成するメリット

AIで志望動機を作成する際は使い方に注意が必要ですが、デメリットばかりではありません。AIを「丸写し」するのではなく、「アシスタント」として賢く利用すれば、転職活動の強力な武器となります。
▼時間を短縮できる
転職活動中は、企業研究・自己分析・面接対策など、やるべきことが多いです。とくに、応募企業ごとに志望動機をカスタマイズする作業は多くの時間を要します。
AIを活用するメリットは、この「文章化」の時間を短縮できることです。ゼロから文章を組み立てるのが苦手な人でも、AIに「たたき台」を作らせることで、効率的に作業をスタートできます。
AIに任せられる作業は任せ、空いた時間で自己分析や企業研究といった「あなたにしかできないこと」に集中することが可能です。
これにより、応募書類全体の質を高めることにもつながるでしょう。
▼自分では気づけなかった強みを発見できる
自己分析は客観性が求められますが、自分一人で行うと主観的になりがちです。「自分にとっては当たり前」のスキルや経験が、実は市場価値の高い「強み」であることも少なくありません。
AIに経歴やスキルをインプットすると、客観的に分析して言語化する手助けをしてくれます。自分では単なる「業務改善」と思っていた行動を「課題発見能力」や「プロセス改善スキル」といった言葉で再定義してくれるかもしれません。
AIというフィルターを通すことで、自分では見落としていたアピールポイントを発見し、志望動機に深みを持たせられる可能性があるでしょう。
▼複数パターンを作成して比較検討できる
志望動機のアプローチ方法は一つではありません。
- 自身のスキルや実績を強く押し出すパターン
- 企業文化や事業への共感を軸にするパターン
- 将来のキャリアプランと結びつけるパターン
AIを使えば、こうした異なるパターンの志望動機を瞬時に生成することが可能です。生成された複数の案を比較検討することで、どの伝え方が企業に響くかを客観的に判断する材料になります。
自分一人では思いつかなかった表現や構成を発見できることもあり、より戦略的に志望動機を練り上げられることは、AIをアシスタントとして活用する大きなメリットです。
AIで作成した志望動機がバレる理由3つ

応募書類作成にAIを利用すること自体は問題ありません。しかし、注意点を知らずにそのままAIの文章を使用することで、バレるリスクは高くなり、採用担当者に不信感を与えてしまいます。バレる理由について見てみましょう。
1.文章が「AIっぽい」表現になっている
AIは、学習したデータに基づき、それらしい無難な文章を生成するのが得意です。結果、聞こえはよいものの具体性に欠け、誰にでも当てはまるような抽象的な表現になる傾向があります。
<NG例文>
「貴社の企業理念に共感し、自分のスキルを活かして社会に貢献したいと考えています。これまでの経験を通じて培った力を発揮し、貴社の発展に寄与したいです。」
「IT業界での成長を目指し、貴社の幅広い事業内容と挑戦的な環境に魅力を感じました。常に向上心をもって新しいことに取り組み、貴社に貢献したいです。」
一見すると高い評価を得られそうな前向きな志望動機に見えるかもしれません。しかし「なぜ」その企業理念に共感したのか、「どのような」経験を「どう」活かしたいのかという具体的な情報が含まれていません。
採用担当者にとっては、こういった汎用的な内容に終始した文章は「AIっぽい」と感じやすいです。
2.具体的な経験や熱意が感じられない
志望動機とは、あなたの「過去の経験」と「未来への意欲」を結びつけ、その企業でなければならない理由を伝えるものです。
AIは、あなたの具体的な業務経験やその時に感じた喜び・苦労、培った独自のノウハウを知りません。そのため、AIが生成する文章は、あなたの人柄や熱意が抜け落ちた、表面的なものになりがちです。
採用担当者が本当に知りたいのは、「あなたが何を考え、どう行動してきたか」というリアルなエピソードです。
AIが作った一般的なスキルセットの羅列では、採用担当者が抱く「あなたを採用するメリットは何か」という問いに答えるのは難しいでしょう。
3.面接の深掘り質問に自分の言葉で答えられない
仮にAIが作成した志望動機で書類選考を通過できたとしても、面接で見抜かれるケースは多いです。面接官は、提出された志望動機を「あなたが深く考えて書いたもの」として扱います。
「企業理念に共感したとありますが、具体的にどの部分に、どのような経験から共感したのですか?」
「〜の力を発揮したいとありますが、過去にその力を発揮した具体的なエピソードを教えてください」
このような深掘り質問に対し、AIが作った文章を暗記しただけでは、自分の言葉で答えることは難しいでしょう。
回答に詰まったり、抽象的な回答に終始したりすれば、採用担当者の印象は悪くなってしまいます。
さいごに

いかがでしたか?
今回は、AIで使って志望動機を作成するメリットとバレる理由について詳しくご紹介しました。
応募書類の作成にAIを使用することは悪いことではありません。ただし、使い方には十分注意しましょう。
