夜職から転職(夜卒)する前に必読!昼職のメリットとデメリット

夜職で働いていたものの、年齢や体調、ライフスタイルの変化などを機に、昼職への転職<夜卒>を考える方も少なくないでしょう。しかし、収入面や新しい職場環境への不安から、なかなか踏み切れないという声をよく耳にします。夜職を辞めて昼職に就職すると、一体何が変わるのでしょうか。

ここでは、昼職に転職する際のメリットとデメリットについて詳しく解説します。

昼職へ転職するメリット

メリット1:年齢関係なく、長く勤められる

夜の世界では、勤務できる年齢に制限があったり、体力仕事のため年齢とともに限界を感じるなど、継続して勤めることはとても難しいです。しかし昼職の場合、年齢不問の求人募集が多数で、雇用形態にもよりますが、正社員の場合は定年までの長期契約、派遣社員だと3年(派遣先で就業するという「無期雇用派遣」という働き方も)といった、企業と従業員との雇用契約を結びます。
また、育休・産休などのサポートや保障制度が準備されていることも多く、女性がそれぞれのライフスタイルを大切にしながらキャリアを継続することも可能です。

メリット2:従業員をサポートする「福利厚生」の充実

福利厚生とは、「会社が社員に対して賃金の他に提供するサービス」のこと。昼職では、従業員の健康面と経済面をサポートし、モチベーションを高めるためのさまざまな制度が用意されています。就職先の雇用形態によって異なりますが、社会保険(雇用保険・健康保険など)のほか、交通費、住宅手当、家族手当、健康診断補助、社員食堂、保養施設提供、旅行補助、生理休暇など。退職金制度のある会社に就職すれば老後の心配もなくなるでしょう。
ちなみに、仕事で使用する備品や制服代はもちろん会社負担。水商売のようにお給料から天引きされるという心配はありません。

メリット3:生活リズムが整い、健康的な生活ができる

ナイトワーカーは昼夜逆転生活になるため、食生活が乱れたり、肌荒れや体調不良を起こしやすくなります。夜寝て朝起きるという規則正しい生活リズムが整うのが昼職。朝型になると、健康や美容だけではなくメンタルの充実感を取り戻すこともできます。
昨今は「朝活」という言葉があり、朝日を浴びるとホルモンバランスがよくなる、代謝がよくなりダイエットにも繋がるという説もあるとか。

メリット4:社会的信用が得やすい

安定した収入があり、失業するリスクが低いと社会的信用を得やすくなります。例えば、賃貸物件を借りる際や、クレジットカードやローンの審査に通りやすくなります。
また、転職を考える際にも、昼職の経歴は履歴書に書きやすくなります。

メリット5:新しい自分に生まれ変われる

夜卒して職種を変えることで、新たな経験やスキルを得ることができ、キャリアを形成することにも繋がります。「新しい自分に生まれ変わりたい」という人にとって転職はチャンス。会社によっては、スキルアップのための外部研修や資格取得サポートといった福利厚生もあるので、会社選びのポイントにするのも良いでしょう。

昼職へ転職するデメリット

デメリット1:収入が下がる

昼職と一口に言っても、さまざまな職種や幅広い雇用形態(正社員、派遣社員、アルバイトなど)がありますが、いずれにしても収入は水商売より大幅に減ってしまうケースがほとんどです。専門性の高い職種への転職はさておき、未経験職種の場合、キャバクラバイトのような高時給で高収入の求人募集はほとんどありません。夜職から昼職へ転職する目的が「収入アップ」ならおすすめできません。

デメリット2:見た目や服装に制約がある

会社によってはスーツや制服、オフィスカジュアルといった服装の指定があります。求人募集には「カジュアルOK」「服装自由」と謳っていても、実際はスニーカーやデニム、露出の多い服装などはNGの場合も。また、髪色やネイルも派手なスタイルは好まれないこともあるので応募前にリサーチしておきましょう。

デメリット3:勤務時間が長い

キャバクラの場合、平均的な営業時間は20時から深夜1時くらいまで、キャストの勤務時間は4時間程度。しかし昼職で事務員(正社員)の場合、平均的な営業時間は9時から18時(1時間のお昼休憩あり)くらいまで、勤務時間は8時間程度となり、ナイトワークよりはるかに長い労働時間になります。また、デスクワークの職種に就くと、座りっぱなしのため腰に負担がかかるというデメリットも。

デメリット4:新しい環境に慣れるまで時間が掛かる

新しい職場では慣れないことも多く、人間関係も一から構築する必要があるため、最初のうちはストレスが溜まりがち。しかし転職に関わらず、新しいことにチャレンジする際は不安がつきまとうものです。少し時間はかかってしまうかもしれませんが、乗り越えることができれば大きな自己成長につながるでしょう。

転職のデメリットをどう捉えるか

前項目では昼職から夜職へ転職するにあたってのデメリットを紹介しました。とくに大きく変わるのが収入面。その側面だけを見るとマイナスですが、リスタートジョブご利用者様の中には、「転職でお給料が下がっても貯金できるようになった」という方もいらっしゃいました。キャバ嬢時代の狂った金銭感覚を正すことができたのは、彼女にとって転職最大のメリットだったのかもしれません。また転職後に「子どもとの時間を大切にできるようになった」「手に職が付いた」という方も。転職はリスクを伴いますが、それ以外の喜びも大きいようです。

将来のことを見据えながら転職を考えていきましょう


夜職から昼職への転職にはメリットもデメリットもあります。自分は何を大切にしたいのか、自分はどうなりたいのか、将来のことを見据えながら転職を考えていきましょう。

夜卒するか迷っている、転職したいけど一人では不安という方は、リスタートジョブに相談してみませんか?キャバ嬢、ホステスなど、ナイトワークで働く方の、ご希望や適性に合った転職をサポートさせていただきます。

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