昼職の勤務時間って職種によって違うの?労働時間や実働とは
昼職へ就職や転職を考える際、気になることのひとつが「労働時間」ですよね。キャバクラなどのナイトワークでは自由出勤制だったりシフト制であることがほとんどです。しかし昼職では基本的には勤務時間が決まっています。
労働時間と勤務時間って違うもの?と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?今回は、実際どういったものなのかについて掘り下げていきましょう。
労働時間と勤務時間の違い
求人情報の雇用に関する項目で勤務時間や労働時間という表現をよく見かけませんか?この2つは混同されがちですが、実は相違点があります。
- 勤務時間:企業の就業規則に定められている、始業時刻から終業時刻までの時間
- 労働時間:上記の勤務時間の中から休憩時間を差し引いた時間
このように、労働時間に休憩時間は含まれません。求人情報を見る際はしっかりチェックしましょう。
就労時間と実労働時間
他にも「就労時間」「就業時間」「実労働時間(実働時間)」などの表現も見られます。
就労時間と就業時間は同じ意味です。
社で定められた始業時刻から終業時刻までを指し、勤務時間と同一になります。
実労働時間は「実働〇時間」などの表現でよく目にするかと思います。
こちらは、休憩時間を除いて実際に労働をする時間のことを指し、労働時間と同じ意味です。
労働時間は労働基準法と紐づいている
雇用主の指揮命令下で被雇用者(労働者)が会社のために働く時間のことです。労働時間は労働基準法によって上限時間が定められており、雇用主は遵守しなくてはなりません。
労働時間は労働基準法32条と労働基準法119条に紐づいています。
労働基準法第32条では、労働時間は休憩時間を除いて1週間につき40時間、1週間の各日について8時間を超えないことが原則と定められており、雇用主はこれを遵守する義務があるのです。
労働基準法第119条では上記に違反すると、雇用主に6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金を処すと定められています。
休憩時間の定義
被雇用者(労働者)が業務を離れ、心身の回復を図るために設けられた時間のこと。休憩時間は雇用者の監督下においても、自由に労務から離れることができます。
拘束時間とは?
拘束時間とは、始業から終業までの雇用主の監督下にある時間を指し、実働時間と休憩時間を合計した時間のこと。つまり休憩時間は拘束時間に含まれるのです。
昼職に多い勤務時間とは?
事務職や総務、経理などの職種に多い勤務時間
- 9:00~18:00(実働8時間、休憩1時間)
- 8:30~17:30(実働8時間、休憩1時間)
- 8:00~17:00(実働8時間、休憩1時間)
営業職に多い勤務時間
- 10:00~19:00(実働8時間、休憩1時間)
- 9:00~18:00(実働8時間、休憩1時間)
- フレックス制(会社規定による、実働時間に合わせた休憩時間)
WEBデザイナーやSE、コーダーなどWEB系に多い勤務時間
- 9:00~18:00(実働8時間、休憩1時間)
- 10:00~19:00(実働8時間、休憩1時間)
- フレックス制(会社規定による、実働時間に合わせた休憩時間)
アパレルやショップなど販売職に多い勤務時間
- 早番:9:00~17:00(実働8時間、休憩45分~1時間)
- 遅番:13:00~22:00(実働8時間、休憩45分~1時間)
- シフト制(実働6~8時間、休憩45分~1時間)
このように、業種によって勤務時間はさまざまです。
事務など基本的に社内業務・デスクワークの場合は、時間固定であるケースがほとんど。営業職については、営業先などに合わせて臨機応変に対応することもあります。販売系の場合、早番は開店時間前の準備も業務に含まれ、遅番は閉店後の片付けや精算などの業務も含まれます。そのため開店・閉店時間の前後1時間を見ておくと良いでしょう。
ただし、すべてその会社によって規定や決まりがあります。フレックス制だとしても、コアタイムを設けているかいないかなど、注意が必要です。
最後に
いかがでしたか?
今回は昼職の勤務時間についてご紹介しました。
もはや昼職=9:00~17:00勤務の時代ではありません。業種や職種によって異なりますし、会社によっても規定があったりします。
昼職の正社員で働く場合、今まで夜職で働いてきた「シフト自由」「自由出勤制」ではありませんので気をつけましょう。朝が早い企業もありますので、なかなか慣れるまでは大変かもしれません。いきなり早朝起床・出勤となると難しいでしょう。転職・就職活動とあわせて、早寝早起きを習慣付けると良いですよ。
勤務時間でお仕事を探すのもひとつの手段です。
でも、自分で探すのは大変ですし、検索条件で絞り込むには限界がありますよね。それならぜひリスタートジョブのスタッフにお任せください!通常の求人サイトには掲載されていない非公開求人の情報もありますので、お気軽にご相談くださいね。