一昔前までは、女性は結婚したら家庭に入って家の中以外で働くことは当たり前ではありませんでした。しかし現代は男女関係なく、学校を卒業した後は社会に出て働くということが一般的です。それでも女性の平均年収は男性よりも低く、結婚や出産などで一度仕事を辞めたらなかなか復職しにくいというデータもあります。
キャバクラやクラブなどの夜職においても、20代の若い女性が働くイメージが強く、何歳まで続けられるか?と考える方も少なくありません。結婚を機に夜卒する女性もいますが、その後も何かしらの仕事には就きたいと考えている方が多くいます。
「なるべく稼げる仕事が良い」「一生食べていける仕事はないか?」というところが気になりますよね。女性が一生食べていくためには、手に職をつけることが重要となるのです。
今回は、士業などの専門職についてご紹介いたします。
働きながら手に職をつけるオススメの専門職4選
1)社会福祉士
社会福祉士は、病気・怪我・障害などにより、私生活を送ることに支障がある人の相談やサポート(援助)を行うお仕事です。
仕事場としては、老人ホーム・介護老人保健施設・介護療養型医療施設・ショートステイ施設・障害者支援施設・グループホームなど多種多様です。初任給は17~20万円ほどですが、経験を積むことで昇進や昇給するため年収500万円ほどまで十分に見込めます。
社会福祉士になるには、国家資格が必要です。国家試験の受験資格を得るには、下記4つの方法があります。
- 4年生の福祉系大学で定められた課程を修了する
- 福祉系短大で定められた課程を修了し、1~2年の実務経験を積む
- 4年生大学を卒業して養成施設に1年以上通う
- 短大を卒業して1~2年の実務経験を積み、養成施設に1年以上通う
2)ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー(FP)は、個人や中小企業の資産に関する相談を受け、クライアントの資産に関する情報を分析して資金計画を立ててアドバイスをするお仕事です。
仕事場は、ファイナンシャルプランナー事務所・銀行・保険会社・保険代理店・証券会社・不動産会社・事業会社・IT会社などさまざま。平均年収は、不動産業界:600万円、銀行業界:400万円、証券業界:350万円、保険業界:300万円と、働く職場によって変わります。
ファイナンシャルプランナーには複数の資格がありますが、代表的な資格はファイナンシャル・プランニング技能士(FP技能士)です。
ファイナンシャル・プランニング技能士の資格は国家資格で、顧客のライフプラン上の目標を達成するための長期的かつ総合的なアドバイスや資産設計を行う知識があることを担保する資格になります。
司法書士などの試験に比べると難易度は低く、通信教育やスクールなどで勉強することで資格を取得することも可能です。
3)日本語教師
日本語教師は、主に外国人に外国語として日本語を教えるお仕事です。
外国人の教師が私たち日本人に英語を教えることとを同じイメージになります。働く場所は、小学校~大学まで幅広くあります。
日本語教師のお給料は、常勤の場合は年収300~400万円、非常勤の場合は1講座あたり2,000円ほどです。常勤はあまりなく、非常勤で働く人がほとんど。
日本語教師をするのに免許や資格は必要ありませんが、日本語のスキルがかなり必要となります。
4)バリスタ
チェーン店や個人店を問わず、カフェなどでコーヒーのプロとしてお客様にコーヒーなどのビバレッジ(飲み物)を提供するのがバリスタのお仕事です。
自分でお店を経営する場合やカフェの正社員として勤める場合によって、収入は大きく変わります。カフェなどで勤務する場合の平均年収は300万円ほどですが、お店を持つ場合は上限はなく年収1,000万円も夢ではありません。
バリスタの資格は主に下記の3種類があります。
- コーヒースペシャリスト:カフェ開業や就職向き
- コーヒーマイスター:プロコーヒーマン向け
- カーサバリスタ:趣味を極めたい人向け
資格は通信講座で取得することが可能です。コーヒーマイスターの資格は4~6か月ほどかかると言われていますが、コーヒースペシャリストやカーサバリスタの資格は1か月ほどあれば取得できるでしょう。
最後に
いかがでしたか?
今回は士業やバリスタなど専門職についてご紹介しました。
大学や短大を出たり実務経験を積む必要があるお仕事もあるので、少しハードルが高いと感じる方もいるかもしれません。中には通信講座で資格を取得できるお仕事もあるので、自分自身がやりたい事や特性なども考慮して検討してみてください。
夜卒をして一般企業に就職しても、年齢を重ねたりその会社でしか使えないスキルを深掘りしていると、いざという時に途方に暮れてしまうケースも考えられます。そうなる前に、いつでもお金を稼げるように手に職をつけておくことは必要不可欠であると言えます。
他のコラムでも、Web系や美容系のお仕事・資格などについてもご紹介しているので、そちらもぜひ参考にしてくださいね。