面接の最後に、面接官から「弊社について何か質問はありますか?」と聞かれる逆質問・・・苦手だー!という人も多いのではないでしょうか?別途コラム『面接での逆質問「なにか質問はありますか?」は怖くない!』でもお伝えしたとおり、こうした逆質問も面接の一部であり、その返答次第で合否が決まることも珍しくありません。
逆質問の正しい答え方を知って、自分自身をしっかりPRしましょう!
今回は、一次面接、二次面接、三次面接それぞれについて、面接官が見ている部分と効果的な逆質問の例をご紹介いたします。
逆質問を好機と捉えて内定を勝ち取るために、ぜひ参考にしてください。
面接の段階によって見ている部分とは?
多くの転職面接は、一次面接、二次面接、三次面接(最終面接)という段階を経て行われます。面接によって面接官の役職や立場は異なります。さまざまな立場で違った観点から応募者を見ることによって、多面的に応募者の能力や適性を判断するのです。
【一次面接】人事が面接官の場合
一次面接では、人事部の担当者が面接官となるのが一般的です。この段階では、応募者のビジネススキルやコミュニケーションスキルなど、社会人としての基本が身についているかどうかがチェックされます。
また、「この会社に入りたい!」という熱意や意欲があるかどうかも、大切なチェックポイントです。経験やスキルがあっても、熱意や意欲が感じられないと採用したいと思ってもらうことはできません。
【二次面接】現場社員が面接官の場合
二次面接では、入社後の配属先となる部署の上司が面接官となるのが一般的です。この段階では、実際の業務に即した観点からチェックが行われます。
即戦力として活躍できる人材かどうかを判断するため、入社後に任せたい業務に必要なスキルや知識があるかどうかがチェックされます。さらに、入社後に先輩社員たちとうまくやっていけるかどうか、相性やバランスなどの適性も見ています。
【三次面接】役員や社長が面接官の場合
三次面接(最終面接)では、役員や社長が面接官となり、採用するか否かの最終的な判断を下すことになります。すでに一次面接、二次面接を通ってきているため、会社全体を見る観点での面接となります。
最終面接では、応募者のビジョンが会社の将来性・方向性と合っているかなどを見ています。いくらスキルや経験がある人材でも、この点が一致していないと長く活躍してもらえないからです。この段階では、担当業務だけではなく会社全体の利益を考慮した上で採用するか否かが判断されます。
面接官によって変わる効果的な逆質問例
【一次面接】人事が面接官の場合
一次面接では、先輩の中途採用社員の活躍事例についてや、入社意欲や熱意が伝わるような質問などをすると良いでしょう。
■逆質問のポイント
意欲をアピールする際には、入社することを前提にした逆質問を心がけましょう。
例えば、入社するまでに勉強しておいたほうが良いことや活躍している社員の特徴を聞くことで、その企業ではどのような能力が求められているかを知ろうとしている姿勢を見せることができます。
入社後に貢献できるイメージが具体的に伝えられるような質問を意識してみましょう。
<逆質問例>
- 御社でリーダーやマネージャーとして活躍するためには、どのような能力が求められますか
- 中途採用者では、どのような方が活躍されていますか?
【二次面接】現場社員が面接官の場合
入社後に就く業務をイメージして、自分のスキルや経験、長所などをさりげなくアピールできるような質問をすると効果的です。
■逆質問のポイント
逆質問をすることで「自分に足りていないところがあれば補いたい」という謙虚さを伝えることが可能です。
もし「こんなスキルが必要です」と言われた内容が、自分の保有スキルや資質と合致していたならば「それなら私が入社すれば貢献できます!」というアピールに繋げるようにしましょう。
<逆質問例>
- 私は誰とでも親しくなることができる性格ですが、配属先の雰囲気を教えてください
- 前職では◯◯のスキルを習得しましたが、配属先でこのスキルを活用できる業務はありますでしょうか?
【三次面接】役員や社長が面接官の場合
将来のことも視野に入れ、長く会社に貢献していこうという意欲が感じられるような逆質問をすると好印象を与えられるでしょう。
■逆質問のポイント
この段階での逆質問では、質問をすることによって自分のキャリアビジョンを実現できる余地があるのか探ることが可能です。
また面接官に対しても、高い入社意欲を持ち、入社後具体的に働く姿をイメージしていることをアピールできるため効果的です。
<逆質問例>
- 今後、御社の主力商品である「◯◯」のターゲットを拡大することはお考えでしょうか?
- 御社は現在、積極的に事業拡大を進めておられますが、今後予定している事業展開があれば教えてください
さいごに
いかがでしたか?
今回は、面接の段階によって異なる逆質問のポイントと効果的な逆質問例についてご紹介しました。
面接で聞かれる「逆質問」は、面接官があなたを見極めるためのかなり重要な場面です。
面接の終盤ということもあり、ついつい気を抜いてしまいがちですが、最後までアピールするためのチャンスと捉え、しっかりと事前準備を怠らないようにしましょう。
しかし、一人で考え準備するのは大変で、企業ごとに逆質問の癖や傾向が異なることも多く、その場にあった適切な逆質問をするのは至難の業ですよね。
リスタートジョブなら、経験豊富なエージェントスタッフがあなたをしっかりサポートいたします。逆質問はもちろん、あなたに合った効果的な面接対策も行えますよ。面接の練習などなんでもお気軽にご相談くださいね。