キャバクラやスナックなどのナイトワークを卒業したら、手堅い昼職に就いて安定した生活を送りたい!とお考えの方は、すでに別途コラム『経理のお仕事とは?会計・財務との違いや仕事内容について』をチェック済みかと思います。(まだの方はぜひ見てみてくださいね)
あらゆる企業で戦力となる経理のお仕事ですが、経理になるにはどのようなスキルや資格が必要なのかご存知でしょうか?「実はあまり詳しくは分かっていない・・・」「数学が得意だったから大丈夫かなって思ってた」なんて人も少なくないでしょう。
そこで今回は、経理職に必要なスキルや資格と向いている人の特徴について詳しくご紹介いたします。
経理に向いている人ってどんなタイプ?
経理はお金を取り扱うお仕事のため、業務に関する適性の高さ以上に『責任感のある人柄』が求められます。
経理のお仕事には、お金を取り扱うことの責任に伴う緊張感があります。そのため、仕事に対して妥協しないだけでなく、最後まできちんとやり切ることが重要になります。責任を果たす意識を持ち続けられる人は経理に向いているでしょう。
その上で、計算・管理業務・整理整頓が得意といった経理の仕事への適正のある人は、経理の仕事に得意分野を活かせます。
経理の仕事の責任の重さは会社側も理解しているので、採用試験においても人間性を見られるケースが多いです。得意なことやスキルをアピールすることも必要ですが、『会社のお金の流れを任せられる人材』と応募先の企業に感じてもらえるように意識しましょう。
●経理職のやりがい
- 専門的な知識やスキルが身につく
- 区切りの時期に達成感を味わえる
- 責任の大きな仕事に携われる
経理は会社のお金の動きに関する役割を担います。会社によって担当する業務の範囲は異なりますが、経理の仕事内容についてはどの会社に属していても基本的に大きな違いはないでしょう。経理のプロフェッショナルになれば、仕事を通じて得た専門的な知識やスキルを様々な会社で活かせるようになり転職にも有利です。
経理の仕事には「日単位」、「月単位」、「年単位」で区切られる業務があり、繁忙期には業務量が多くなります。そうした時期にミスなく業務を進め、すべての仕事をやり終えたときには大きな達成感を味わうことができます。また、お金を取り扱う仕事ゆえの責任の重さにやりがいを感じるという人も多いです。
●経理のお仕事の厳しさ
- 専門的な知識やスキルが必要
- 高い集中力や忍耐力が必要
- 繁忙期がある
お金の問題は信用に関わります。そのため、経理が携わる業務にはわずかなミスも許されないものが多く、入力ミスなどがきっかけで計算上で1円でも誤差があればやり直しが発生するようなシビアさもある仕事です。業務中には高い集中力が必要になり、定められていることを黙々とこなしていくことに対して厳しさを感じることもあるでしょう。
また、決算期などの繁忙期には業務量が多くなり、残業が発生する可能性もあります。そのような時期には、時間的な切迫感のある中でも集中力を維持するための忍耐力を持つ必要があります。締切のある仕事に慣れないうちは、業務に対して厳しさを感じるかもしれません。
経理に必要なスキルや資格
■活かせる知識やスキル
- 基本的なPCスキル
- 情報収集・情報処理スキル
- ファイリング能力
経理は事務と同じくオフィスワークの割合が高いため、基本的なPCスキルは業務上必須になります。会社によっては経理の業務に関わるシステムを導入している場合もありますが、それほど難しいことは要求されないでしょう。
また、作業効率を上げるために伝票やPCファイルをファイリングして分かりやすく整理するスキルも経理の仕事に活かすことができます。
経理は多くの情報を取り扱う職種なので、情報収集や情報処理に関するスキルがあることも重要になります。経理に転職する場合には、財務や会計といった会社のお金に関わる職種や、事務職等のオフィスワークを主軸とする仕事の経験があれば役立つでしょう。
■あると良い資格
- 簿記2級(3級でも可)
経理に必須の資格はありません。
しかし、帳簿記入(記帳)や決算期に情報開示する資料の作成等といった業務には日商簿記の資格が役立ちます。商業簿記を基本とし、必要に応じて工業簿記の資格も取得することを検討しましょう。
さいごに
いかがでしたか?
今回は、経理に向いている人のタイプと必要なスキルや資格についてご紹介しました。
経理のお仕事は専門性が高く職務スキルの高さも求められるため、スキルアップすればより責任の重い業務を任されるようになります。経験を積むうちに、管理職にステップアップするケースが多いです。
経理はスペシャリストになれる専門職です。自分自身のスキルアップを目指して働いていくことで道が拓けていくでしょう。経理代行を行う会社で経理のスペシャリストとして働く道もあります。
ぜひ参考にしてみてくださいね。