真面目な人なら、どんな仕事でもそつなくこなせるだろう、と思う方がほとんどでしょう。しかし、真面目だからこそ人とぶつかってしまう!なんてこともあるのです。真面目な人の特徴については、別途コラム『真面目な人ってどんな人?向いてるのはどんな仕事?』で詳しくご紹介しています。こちらも参考に。
プライベートなら「色んな人がいるし」「今後関わらないでおこう」と避けることもあるでしょう。でも仕事ではそうもいきません。同僚や上司と一切関わらずにできる仕事は基本的にはありません。
そこで今回は、真面目な人が昼職で上手に働くコツと向いてない仕事について詳しくご紹介いたします。
あくまでも、ひとつの働き方や仕事の選び方の手段として参考にしてみてください。
真面目な人が昼職で上手に働くコツ
▼同僚との関わり方
真面目な人は、「ルールやマニュアルは守るべき」という考えを持っています。それを他人にも押し付けがちな一面があるため、衝突の原因になることがあります。
自分自身としては真面目に働いているだけなのに、なぜ周囲の理解を得られないのかと納得いかないかもしれません。しかし、すべての人が自分と同じ考えで仕事をしているわけではないと知ることが必要です。
同僚は会社という組織の中の仲間ではありますが、その働き方は千差万別です。視野を広く持って他の働き方も受け入れることが、同僚との関係を築くコツになります。
▼上司との関わり方
真面目な人は、頼みごとを断るのが苦手という一面があります。そのため、上司から頼まれて、残業や休日出勤をする羽目になってしまうことがあるのです。
上司を優先するあまり、自分の限界を超える頼みごとまで引き受けてしまっては、疲れやストレスから体や心に異常をきたすことになり、一番避けたい「会社や周りに迷惑をかける」という結果を招きかねません。
たとえ上司からの頼みごとであっても、スケジュール的に無理な時や自分の手に負えないと判断した時には、しっかり断るようにしましょう。
▼自分の仕事の進め方
真面目な人は、責任感の強さから人に頼るのが苦手で、困ったことがあっても、自分で何とか解決しようと抱え込んでしまう傾向があります。
周りに迷惑をかけることをとても嫌うため、負担をかけてはいけないという配慮の気持ちもあるかもしれません。しかし、いつまでも自分一人で抱え込むことで、仕事の遅れなど、本当の意味での迷惑をかけてしまうことになりかねません。
自分一人で取り組むよりも、周りの協力を得たほうが効率的に仕事を進められることもあります。「頼ることで迷惑になるのでは」という遠慮の気持ちを捨てることを心掛けましょう。いきなり頼るのはハードルが高いという場合は、相談から始めてみてください。助言のおかげで、仕事がスムーズに進むこともありますよ。
真面目な人に向いてない仕事5つ
1.営業
営業職は、ミスの少なさよりも、売り上げや契約数を評価される傾向があります。コツコツと努力を積み重ねるのが得意で、責任感の強い真面目な人は、ノルマ達成のプレッシャーを感じやすく、向かない仕事だといえます。
2.Webデザイナー
真面目な人は決められたルールを守って仕事を行うことが得意なため、その強みを生かしての成果は上げにくいでしょう。マニュアルなどがなく、独自の感性などオリジナリティが必要とされる、クリエイティブなWEBデザイナーの仕事にはあまり向いていません。
3.コールセンター
コールセンターにもマニュアルはありますが、電話の内容はさまざまであり、マニュアル通りの対応だけでは上手くいきません。客に合わせた、柔軟性のある対応を求められるため、ルールに基づいて決められた仕事をこなすのが得意な真面目な人には向かない仕事です。
4.工場作業員
黙々と作業するという、真面目な人に向いている面もあるのですが、製品の質を守るためにはオリジナリティは一切求められず、マニュアルに基づいて、正確さとスピードを重視した作業の繰り返しとなります。向上心を持ち、努力を積み重ねるのが得意な真面目な人には向かない仕事でしょう。
5.施工管理士
施工管理士は、さまざまな業務を調整しながら、同時進行で行わなくてはなりません。自分自身や仕事の仕上がり具合についてストイックで厳しく、1つのことに集中してコツコツと取り組む真面目な人には向かないでしょう。
さいごに
いかがでしたか?
今回は、真面目な人が昼職で上手に働くコツと向いてない仕事について詳しくご紹介しました。
ぜひ適職選びの参考にし、転職できた際には、今度は上手に周囲の上司や同僚に頼り、ときには適度に手を抜いて自分自身を休めながら、無理のない範囲で働きましょう。真面目さを強みにして、働きやすい環境の中で、実力を発揮することができるはずですよ。