どうしても仕事を休みたい・休まないといけない時ってありますよね。風邪をひいた場合などに会社を休む際の電話連絡については、別途コラム『体調不良で会社を休む場合の電話連絡について。例文で詳しくご紹介』にて解説しました。
しかし、たとえば忌引など体調不良以外での欠勤も考えられますよね。そんなときはどう電話で伝えたらいいの・・・?と心配な方もいるでしょう。
そんなあなたのために、今回は昼職において体調不良以外で会社を休む場合の電話連絡について例文をご紹介いたします。
仕事を休む時の電話連絡で使える例文
体調不良以外で欠勤するケースは、大体が緊急時であると想定されます。そういうときって結構焦っていて何を伝えたらいいのか?と、うまく言葉が出てこなかったりしますよね。
ここでは、体調不良以外で会社を休む時の電話で使える例文を状況別に見ていきましょう。
●身内の不幸の場合
身内の不幸で会社を休む場合は、忌引休暇を使える会社がほとんどです。忌引休暇を取る場合も、直属の上司に電話で直接伝えるようにしましょう。
伝えることは「誰がいつ亡くなったのか」と「通夜・告別式の日時、場所、喪主」です。
通夜・告別式の情報は、口頭だけでは聞き間違いや聞き逃しがあるかもしれないので、メールなど形に残る方法でも伝えるようにするとベストです。
<例文>
「実は昨日祖母が他界いたしまして、葬儀に参列するため忌引き休暇をいただきたいのですが、よろしいでしょうか?」
上司から了承を得たら
「ありがとうございます。通夜や告別式の日時につきましてはメールで送らせていただきます。休暇手続きの書類などは、後日提出させていただきます。」
■忌引休暇の対象範囲
忌引休暇の取得は、一般的には三親等の親族まで認められています。つまり、いとこや配偶者の伯父や伯母(叔父や叔母)、配偶者の甥姪は対象になりません。
ただし、会社によって二親等までと定めているケースもあるため、就業規則を確認するようにしましょう。
また、忌引休暇について詳しくは別途コラムにてご紹介しますので、そちらも参考にしてください。
●急な事故の場合
事故の場合は、自分で電話することができないという状況もあるでしょう。
もし電話連絡ができる状態であれば、きちんと自分自身の口で上司に状況を説明するしましょう。通勤中の事故は労災認定にもかかわるため、詳細に報告してください。
<例文>
「出勤途中に車同士で接触事故を起こしてしまい、これから〇〇病院で検査を受けるところです。幸い怪我をしたのは私だけで、相手方に怪我はありませんでした。怪我は大したことはないと思うのですが、念のために検査をするようです。本日は出勤できない可能性もありますので、お休みをいただけますでしょうか?」
上司の了承を得たら
「ありがとうございます。明日以降の出勤については、状況がわかり次第連絡させていただきます。」
欠勤連絡の際にやってはいけないこと3つ
①LINEやメール、SNSで連絡する
会社にもよりますが、基本的に休みの連絡をSNS等で行うのは避けた方が良いでしょう。
SNS等では、相手から返信がなければ読んでくれたがどうかが分らないケースがあったり、送った相手が忙しくて通知を確認できない状況にある可能性もあります。
また、「LINEで連絡するなんて常識がない!」という価値観を持つ人が多くいるのも事実です。
休みの連絡は直接やりとりができる電話でするようにしましょう。
ただし、一部のIT系企業やベンチャー企業などではSNSでの連絡を可としているところもあります。
②始業時間が過ぎてから電話する
始業時間が過ぎてからの欠勤連絡はNGです。
始業時間を過ぎてから「休みます」と連絡をすると、仕事を始めている相手の迷惑になるだけでなく、「本当は寝坊したんじゃ?」と疑われることもあります。会社を休む時は、電話する相手の出社のタイミングに合わせて始業時間10~15分前に電話するようにしましょう。
欠勤連絡のマナーについては別途コラムにてご紹介していますので、そちらも参考にしてください。
③親が代わりに電話する
中学・高校など学生時代は、欠席の際に親が連絡するのが普通だったかもしれません。しかし、社会人になってから親に代わりに連絡してもらうのはNGです。いつまでも親離れできていない非常識な人、というレッテルを貼られてしまいます。
意識が無い状態や、声が全くでない状態などでない限りは、自分自身で連絡を入れるようにしましょう。
さいごに
いかがでしたか?
今回は、体調不良以外で仕事を休む場合の電話連絡について例文つきでご紹介しました。
どのようなケースであれ、仕事を休む際の連絡は「始業前に上司に直接電話で伝える」ことが基本です。ご紹介した例文を参考に、可能な限り始業時間前に連絡を入れるようにしましょう。
ただし、会社によってはメールや社内チャットなどを使うことを取り決めている場合もありますので、そのようなケースでは会社の慣習に従ってくださいね。